昭和40年生まれの俳優・上川隆也が、人気作家・高村薫の『レディ・ジョーカー』のドラマ化作品に主演することが決まった。
1984年から85年にかけて起こった『グリコ・森永事件』に着想を得たとされる社会派サスペンス『レディ・ジョーカー』は、累計発行部数100万部を超える大ヒットで、2004年には渡哲也主演で映画化もされた。ビール業界のトップ メーカー・日之出ビールの社長の誘拐事件を発端に、大企業の裏側や社会問題に切り込んで行く。
上川は同作で誘拐事件の捜査にあたる合田刑事役を演じる。『レディ・ジョーカー』の前々作にあたる『マークスの山』（前作は『照柿』）がWOWOWでドラマ化されたときも合田刑事を演じており、上川は公式Webサイトに「今回も合田を演じられることを、心からうれしく思います。地上波放送や映画ではない『WOWOWのドラマW』というフィールドに高村薫先生の濃厚な物語を、スタッフ・共演者と共に出していきたい」とコメントをしている。秋の夜長に、高村薫の『マークスの山』『照柿』『レディ・ジョーカー』を読んでおき、来年放送の上川主演のドラマを楽しんでみてはいかがだろう。
■連続ドラマW『レディ・ジョーカー』
毎週日曜 夜10:00 WOWOWプライムで放送
2013年3月スタート予定
※第1話は無料放送
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは！という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を！