ここ数年受けていなかった健康診断が、驚愕の結果だったことは何度かここに書いてきた。チェックが入ったのが、血圧、ガンマ、血糖値、尿酸値、コレステロールって、これまさに呑んべえの典型であり、それでも呑み続けているわけだから、つくづく始末の悪い男だと思う。だが、まったく対策していないわけでない。血圧対策にサントリーの胡麻麦茶を呑み始め、ほぼ1日1本の習慣となっている。血糖値対策には食前の牛乳がいいと聞き、極力実践するようにしている。若干ながら、食事を控えめにしているのも僕には相当な努力と言える。今のところ対策はこの程度であるが、これまでの人生なにも考えずにやってきた僕にとって今年は健康対策元年となった。来年3月の健康診断に、対策の効果を期待したいところだ。
ある日、我が家に血圧計があることを知った。義母がくれたものらしいとのことで、おそるおそる計ってみると、なんと110代後半を示すではないか。
「ダメだこれ、壊れているよ」と女房に渡し、どれどれと計ると彼女は検診時とほぼあっていると言う。それ以来、何度も計っているがやはりほぼ110代で数値は安定している。胡麻麦茶が効いたのか?
そこで血圧について調べると、家ではリラックスしているから低くなるとのこと。ほーっ、なるほど。確かに検査のときは極端に緊張していて、かわいそうなくらいの自分だったのを思い出した。計ってくれたのは若くてきれいなお姉ちゃんではあったが、白衣が怖いのは幼少の頃から刻まれていて今さらどうにもできない。資料によると、家で計った際は上が125と下が80ということなんで、ともかく大きくクリアができていることになる。
さて、ここで大いに悩む。これは胡麻麦茶が効いてのことなのか? それとも、本来正常値だったのに、異常なまでの白衣恐怖が極度の緊張となり高めに振れさせたのか? 胡麻麦茶は続けなくてもいいのではないか? 毎日168円は、積み重ねると大きな健康予算だ。やれやれ、どうしたものかのう。