【タメ年たちの大活躍!】中日・山本 昌がセ・リーグ最年長勝利記録を更新。

3日の試合を終え、自身のブログにこんなことを綴っている。「チームのみんなに勝たせてもらったような1勝ですが、ありがたく受け取っておきます。いきなりピンチになって、もし対戦があったら真っ直ぐだけで勝負と思っていた金本君にも、普通のピッチングをしなければならなかったのは残念ですが、最後に打席に立ってもらって光栄でした。調子自体はまずまずの感じを維持しているので、クライマックスシリーズでチームが勝ち抜けるよう貢献したいと思います」

昭和40年生まれの投手・山本 昌が3日、自身の持つセ・リーグ最年長勝利記録を塗り替えた。

当コーナーでたびたびお伝えしている山本の活躍だが、山本がここにきて、またひとつ、新たな偉業を成し遂げた。

10月3日の対 阪神戦に、山本は2番手で登板。この日の阪神戦は、今シーズンの最終戦で、先日、引退を表明した阪神・金本との対戦を山本は切望していた。そして迎えた4回[中日 2−1阪神]の無死満塁で、誰もが待ち望んでいた場面が訪れる。「代打金本」のアナウンスが流れ、金本がバッターボックスに立つ。マウンドの山本は、金本に対し、初球、外角のスライダーを投げ込み、1ストライクをとり、その後、直球2球で1ボール2ストライクと金本を追い込む。そして、最後は、真ん中高めの直球を投げ、金本はこれを打ち上げ、二飛に倒れた。試合後、金本はこんなコメントを残している。

「山本昌さんと言えば、シンカー、シンカーで揺さぶって、スライダーで勝負だった。それを想像しとったけど、まさかの真っすぐ勝負。しかも、それがきていた。キレていたから甘い球を打ち損じてしまった」(10月3日付 日刊スポーツ記事より)

山本は金本との対戦後、後続を三振、右飛に打ち取り、この回は無失点で切り抜け、3回を1安打無失点で抑え、今季3勝目を挙げた。

来季も続投を表明した山本。18年来の戦友・金本の引退を耳にしたときはさまざまな想いがよぎったにちがいない。これでライバルがまた一人、ユニホームを脱ぐことになったが、山本の戦いはまだまだ続く。クライマックスシリーズでは、開幕を投げることも予想されている。CSで山本が初勝利を挙げるシーンが目に浮かんでしまう昭和40年男もいることだろう。昌さん、応援しています!

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!
 

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