つい数日前のこと、ポストにひっそりとたたずむ恐怖の封筒を発見してしまった。なかに入っているのは地獄への招待状なのだ…、ギャーっ!!
届いたのは茨城県のひたちなか市で行なわれる、勝田全国マラソンの案内である。新聞と一緒に手にした僕が、ふーっと長いため息を吐いている姿をご想像ください。確か26歳(曖昧)のときに、スポーツとはほど遠い僕が、突如42.195㎞の長旅にチャレンジした。前年に弟がトライする姿を応援に行ってえらく感動して、バカな僕は翌年の出場を決めた。忙しい日々に追われ、結局ろくな練習はしなかったものの完走できてしまった。以来、ほぼ毎年チャレンジ(これまた曖昧)を繰り返している。ただし年に1度だけで、普段から走り込んだりなんかしない。ほとんど練習らしい練習をしないのは初エントリーから変わっていないが、さすがに20代の頃のように、練習ゼロではなくなった。大会前になると数える程度ながら走り込む。また、会社からの帰り道を歩いたり、通勤や外回りで出くわす階段を走りながら上ったりといった、地味ながら忙しくても確実にできる方法で足を作り臨んでいる。ところが、去年は棄権してしまい、一昨年も完走こそ果たしたもののケガに泣かされタイムはずいぶんと悪いものだったから、ここ2年はすっかり後退していることになる。
去年の棄権は悔しかった。仲間がエントリーしているから応援団を決め込み、寒い中で震えながらみんなのゴールを眺めていた。うれしそうな充実感たっぷりの笑顔であふれていて、逆に僕は情けない気持ちでいっぱいだった。家に帰るなり、付けて走るはずだったゼッケンを壁に貼って、毎日眺めながらこの悔しさを忘れずに練習に励もうと誓った。…が、誓った通りに生きられるなら、僕はいまごろ相当な偉人になっていただろう。練習なんざこれぽっちもせず、痩せようと誓ったはずがこれも流されむしろ悪い方へと向かっている。いかん、今年もしもリタイヤになってしまったら、このまま一生走らない人生になってしまう。
仕事に追い回されているタメ年の皆さんにとって、スポーツってのはドンドン縁遠くなっているのではないだろうか? 逆に、運動が習慣になっている連中はハツラツとしてやがって、その差は広がるばかりのような気がする。劣化する一方の体に歯止めをかけるには、なにはなくとも運動が一番だ。とくに今年は健康診断の結果もよろしくなかった僕だから、一念発起するべきだ。などと書きながら自分に説教をたれている、なんと姑息なヤツだろう。
ただ、僕と同じように運動しないとマズイと思っているタメ年たちはきっと多いだろう。そこで、1人じゃないって~との歌にもあるように、タメ年のみんなでチャレンジしようじゃないか。今こそスポーツマンに変身するのだ。いきなりフルは無理という方には、10㎞部門もあるからまずはこの完走を目指してみないか? というわけで、『昭和40年男』ではこの大会にエントリーするタメ年男を募集する。手続きは自分でやっていただき、このサイトに参加の連絡をくれればいい。当日も基本的には個別に行動してもらうが、スタート前に記念写真を撮影しよう。そして結果を報告し合い、互いに刺激しながら来年に繋げるというもくろみだ。申し込み書には所属チームを書き込む欄があるから、ここを『昭和40年男』としてくれ。もちろん、愛読者であればタメ年じゃなくても女性でもいいが、所属チームは『昭和40年男』でというのが条件だ。
この連休は体育の日が絡んでいるから、軽いジョギングからスタートしてみてはいかがだろうか。目指すのは約4ヵ月後のランナーデビューだから、タイミングはちょうどいい。さあ、ともにがんばろう!!
勝田マラソンのエントリーをしました。前回は無所属でのエントリーでしたが、今回は「昭和40年男」として走ります。お互い頑張りましょう。ちなみに、スガヤの相棒です。
勝田マラソン初代メンバーのスガヤです。勝田マラソン来年のエントリーを完了しました。相棒もエントリーしましたよ。楽しみにしています。来年は年男です!頑張りましょう
おお、ぜひがんばりましょう。当日は出走前に記念写真を撮りましょうね。