BMWは、ミドルクラスのエンデューロ系モーターサイクル『F800GS』、『F700GS』を10月12日より発売する。
両車は『F800GS/650GS』の後継モデルにあたり、長距離ツーリング性能と、オフロード性能を融合したのが『F800GS』、そしてカントリーロードや軽いオフロードでの走行を主眼に開発され、低いシート高やパワーと燃費の両立により日常での万能性にも配慮したのが『F700GS』だ。
パワーユニットはどちらも排気量798ccの水冷4ストローク2気筒エンジン。『F800GS』は、最高出力85ps/7,500rpm、最大トルク83Nm/5,750rpm。一方の『F700GS』は、最高出力75ps/7,300rpm、最大トルク77Nm/5,300rpmを発揮する。トランスミッションは6速。
また、両モデル共にフロントに2チャンネルABS装備のダブルディスクブレーキを備え、オプションでESA(電子調整式サスペンション)やASC(スイッチオフ機能付き)を選ぶこともできる。ESAは、ハンドルバーのボタンの操作により、リヤサスペンションのダンピング特性を変更するもので、「Comfort」、「Normal」、「Sport」の3つのモードから選ぶことができる。走行スタイルや積載条件に合わせて最適な設定することができるのだ。また、ASCは後輪のスピンを防ぎ、加速時における安定性を最大限に保つトラクションコントロールシステムだ。
オフロードでの走破性と扱いやすさを両立し、さらにスペックアップした『F800/700GS』。価格は『F800GS』が149.9万円、『F700GS』が124万円。