ホンダは、ハイブリッドカー『CR-Z』をマイナーモデルチェンジして発売した。ハイブリッドカーでは初となるリチウムイオンバッテリーの採用が目玉だ。
ニュー『CR-Z』は、このリチウムイオンバッテリー(右写真)の採用によって、従来型のニッケル水素バッテリーに比べて約1.5倍の電圧を発生することを可能としている。モーター出力を向上し、より力強い走りを実現させた。
また、走行中にボタンを押すと、瞬時に力強い加速に移行する新開発のPLUS SPORTシステムを新たに搭載している。ボタンを押すとスロットルバルブをより多く開く制御によりエンジン出力を最大化。また、CVT車は変速比をローレシオ側に制御し、モーターによるアシストも最大化する。これによって追い抜きなどの場面で十分な加速を得ることができるという。
さらに、エンジンは高回転・高出力化した1.5L i-VTECエンジンを採用。エンジン内部の抵抗の軽減や、発電頻度の低減、CVTの効率向上などにより、CVT車では23.0km/L(JC08モード)というさらなる低燃費を実現している。
8連LEDポジションランプや新デザインのフロントバンパー/リヤディフューザーなど、外観にも変更が見られるニュー『CR-Z』、スポーツハイブリッドのパイオニアとしてさらなる高みを目指す。