ディアゴスティーニの放つシリーズに悩まされている。セナモデルのマクラーレンホンダと、立て続けに刺激されているのが戦艦大和だ。同じく悩んでいる昭和40年男は多くいるのではないだろうか。そもそも僕らはコレクション好き世代だろう。仮面ライダーカードが大流行を支えた僕らは、ブームに目一杯踊らされた。その後もプロ野球カードやスーパーカーの王冠や消しゴムなどなど、次々に手を出した。先日の『浅草秘密基地』で、切手収集の話に花が咲いた。アルバムに整理しては見せ合い、時には交換しながらコレクションを充実させていくのを楽しんだ。決して安くない切手に小遣いを貯めて手を出すのは、ライダーカードで徐々に充実していく快感を知ってしまったからで、今考えるとレベルの高いコレクションだったように思う。そんなブームにより、切手はバブルのような時期を経て、リアルタイムで手に入れた記念切手は価値がつかなくなっているようだ。
幼い頃よりの収集癖はそのままで、今もコレクション自慢をするタメ年は多い。僕はなんとか封印できていたのだが、講談社より『男はつらいよ』シリーズを打ち込まれて、あの頃のコレクターマインドに火がついた。隔週で発売される度に喜びながらレジに運ぶ自分は、ライダースナックを無視してカードだけを購入していたあの頃のままだ。これで覚醒した僕がマクラーレンと大和に悩み、よし買おうと書店に出かけて眺めては、ため息をついてレジへと運ぶのをあきらめている。
揃えたときの総額もさることながら、飽きっぽいところも躊躇している要因だ。最初は盛り上がるが、途中で投げ出すような気がする。とくに大和の方は細かい作業が要求されるようで、『昭和40年男』の〆切缶詰で組み立てが遅れがちになるのは間違いない。週間だから買い続けてたまってしまうとますます作業に戻れなくなっていく。いつの間にか中断されてしまうというパターンが容易に想像つくのだ。事実、寅さんもまだ3作しか観ていない。45巻も買っているのにこの体たらくぶりは情けないが、まあいつでも観られるという余裕がある。組み立てものの場合、遅れが生じると着工中断になった高層ビルのごとく朽ちていってしまうだろう。事実、まだ幼い頃だがでっかい戦艦大和をオヤジと共同作業で作ろうと誕生日に買ってもらい、完成を見ないままにいつの間にか消え去っていた。…と、そんな風に自分に言い聞かせているあたりは、強烈に欲しがっている裏返しだ。
タメ年男たちは、とくにマクラーレンの方にそそられていることだろう。まさにブームだったし、年齢的にもF1なる世界に注目するのにちょうどよかったころだ。コレクションを開始してニヤニヤしているタメ年男諸氏の姿が目に浮かぶ。さて、創刊キャンペーンは来月14日まで。僕は果たしてこの物欲に勝つことができるのだろうか?
流石、変臭長!?
私が大人になってからハマったのが、HotWeelsです!
今では、2000台のオナニ、、、じゃなかった、オーナーになれました。