昭和40年生まれの俳優・杉本哲太が、来年4月からスタートするNHKの朝の連続テレビ小説『あまちゃん』に出演する。
杉本は、本誌vol.2の『タメ年たちのスゴいやつ』に登場してくれ、演技について、役者という生き方について実に真剣に応えてくれた。これまで出演したドラマ、映画、舞台は数知れず、ドキュメンタリー番組などでも絶妙な間で番組を盛り立てるナレーションも数多く行なっている。
その杉本が、出演する『あまちゃん』は、引きこもりがちな女子高生・アキが母・春子の故郷・岩手の田舎町で祖母に影響されて海女さんを目指すという物語。杉本が演じるのは、北三陸駅の駅長で、春子の幼なじみという役だ。杉本扮する大吉は、漁師の息子に生まれながら、極度に船酔いすることから漁師になることを断念し、春子にずっと片思いをしているが、その思いは届くことなく…というちょっと切ない男という設定のようだ。
同作には吹越 満と尾美よしのりという二人の昭和40年男が出演する他、ヒロイン・アキの母親 春子には小泉今日子(彼女は早生まれの昭和40年女!)が登場する。ドラマの中核を担う役を演じる昭和40年男・女の演技にも注目したい。
■NHK朝のテレビ小説『あまちゃん』
平成25年4月1日(月)~9月28日(土)全156回
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