【S40News!】アウディ初のハイブリッドモデル発売。

アウディは同社初のハイブリッドモデル『Audi A6 hybrid』の販売を開始した。

『Audi A6』は欧州ではEセグメントに分類される乗用車。94年のデビュー以来4代目となる現行モデルでは2割を超えるアルミ素材を使用したモノコックボディ、直噴エンジンやスタート ストップシステム、最高級レザーインテリア、MMI touchなどを採用して人気を集めている。

『Audi A6 hybrid』は、最高出力211馬力、最大トルク350Nmを発生する2リットルTFSIエンジンに、54馬力と210Nmを発生する電気モーターを組み合わせたパラレルハイブリッド方式を採用している。8速ティプトロニックを介して、電気モーターとクラッチが一体になったハイブリッドユニットが前輪を駆動する。

バッテリーは1.3kWhの容量をもち、39kW相当の電力を供給する能力をもったリチウムイオンバッテリーで、ラゲッジコンパートメント下に搭載されている。また、制動時のエネルギーを回生するブレーキ回生システムも採用。走行モードにはEVモードが用意され、最高速度は100km/hに到達、60km/hであれば最長3kmのEV走行が可能だという。運転状況はインストルメントパネルと専用ディスプレイに表示され、作動状態を確認できる。

減速エネルギーを電気エネルギーへ変換しバッテリーへ還流させるエネルギーリカバリーシステムや、アイドリングストップシステムの組み合わせによりJC08モード燃費は13.8km/lを達成。4気筒エンジンの燃料効率とV6のパワーを両立したモデルに仕上がっている。今後は『Audi Q5』のハイブリッドモデルも導入される予定とのことで、ハイブリッドのラインナップを着々と拡げているアウディ。国内ではEVモデルへの注目が集まっているが、まずはハイブリッド化を推し進めようという欧州勢の動きが今後の市場動向にどのような影響を与えるか、注目だ。

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