【S40News!】BMWの折りたたみ式電動アシスト自転車。

BMWは、同社が昨年発表した電動モビリティ「i3コンセプト」に搭載可能な、折りたたみ電動アシスト自転車を英国・ロンドンのBMW iストアに展示している。

BMW iシリーズは、同社が昨年発表した新しい電動カーのコンセプトモデルで、前輪をモーターで、後輪を220馬力/300Nmを発生する3気筒エンジンで駆動し、必要に応じてモーターだけで車両を駆動するハイブリッド車「i8コンセプト」と、街中での使用を想定した電動モーターのみを駆動源とする「i3コンセプト」の2つの車両が存在する。両車ともに来年の販売を前提としてプロジェクトが進められており、そのショーケースとしてロンドンの「BMW iストア」に関連製品が展示されている。

この「BMW iストア」に展示されているのがこの新しい電動アシスト自転車「i Pedelecコンセプト」である。折りたたんで「i3コンセプト」のトランクルームに2台まで載せることができるように設計されており、搭載中に車体からバッテリーを充電することができる。

外観はBMWらしい有機的な造形。「i3コンセプト」と同様のカーボンファイバー製軽量フレームは計4ヶ所の関節を持っていて、これによって前後方向にぎゅっと押し潰すような感じに折りたたむことができ、この状態で転がして搬送することもできるという。前後にディスクブレーキを装備し、モーター部には3段ギヤが組み込まれている。バッテリーはフレーム中央部に見える黒っぽい部分だろうか。

モーターアシストが働いた場合の最高速度は25km/h、航続距離は25~40kmとのこと。ブレーキング中や下り坂の走行中には回生機能も発揮し、バッテリーへエネルギーを供給することもできる。また1.5時間の急速充電が可能なのも便利だ。

ところで、このコンセプトは、昭和40年男にとってはかなり懐かしく感じられるのではないだろうか。そう、’81年にホンダがシティに搭載できるバイクとして発売した「モトコンポ」を彷彿とさせるからである。新しい6ホイールライフを提唱したホンダのコンセプトが、今ここに新しいカタチで登場したとも言える。また、デザインや機能的にもよくできており、「i3コンセプト」とのセットはもちろんだが、単体でも非常に惹かれるガジェットだ。ぜひ発売を期待したい。

 

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