昭和40年生まれの宇宙飛行士・野口聡一が、10月9日から14日まで開催される『2012年国際航空宇宙展』にて講演を行なう。
野口は1996年にNASDA(現 JAXA)の募集する宇宙飛行士候補者に選定され、98年にNASAよりミッションスペシャリスト認定を受け、2005年7月にスペースシャトル 『ディスカバリー号』で初フライトを果たし、宇宙で3回の船外活動のリーダーとして作業を行った。その後、08年5月、ISS長期滞在クルーに任命され、 09年12月21日にロシアの『ソユーズ宇宙船』で国際宇宙センターにドッキングしミッションを成功させた。163日間の日本人最長の宇宙滞在を果たし、 テレビやTwitterなどを通して積極的に宇宙のすばらしさと地球の美しさを伝え続けてくれたことは我々の記憶に新しい。
その野口が講演をする『2012年国際航空宇宙展』は、国内外から主要航空機製造企業や各種部品製造企業、ロケット製造企業、人工衛星製造企業など航空宇宙関連の企業や団体約650社が一堂に会するアジア最大の国際展示会で、航空宇宙関連のトレード・情報交換や産業の振興や、同産業に対する国民の理解を深めることを目的に開催される。10月9日から14日は、一般も参加できるパブリックデーとなっており、大型ジェット機のエンジンを間近で観覧できたり、操縦席の部品をひとつひとつ手にとって見ることができたり、中部国際空港セントレアの館内ガイドツアーやロボットコンテストなど、航空宇宙産業に関心のある人や学生、子どもなどが体験できるプログラムなどがさまざまに用意されている。野口はこのなかで、13日(土)14時から講演する予定だ。航空宇宙に触れることのできるイベントで野口はどのような話をするのだろう。興味のある人はぜひ足を運んでみてほしい。
■2012年国際航空宇宙展(パブリックデー)
開催日:10月12日(金)〜14日(日)
場 所:中部国際空港/ポートメッセなごや
・JAXA宇宙飛行士 野口聡一講演会
10月13日(土)14時〜15時/イベント館2Fホール
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