昭和40年生まれの映画監督・本広克行が監督を務めた映画『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が9月7日からの公開2日間で50万人を動員した。
本広は横浜放送映画専門学院を卒業後、バラエティ番組のアシスタントディレクターからドラマのディレクター、演出などを経て、1996年に『7月7日、晴れ』で初の監督としてデビューした。そして1998年に『踊る大捜査線 THE MOVIE』の監督を務め、この年の邦画興行成績トップを記録した。次作の『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』も本広が監督を務めたのだが、先週末、テレビ放送されていだので見た人もいるのではないだろうか。同作は、日本実写映画歴代1位を記録して、いまだその記録は破られていない。青島(織田裕二)の『どうして現場に血が流れるんだ!』や室井警部(柳葉敏郎)の『責任をとる。それが私の仕事だ』、和久さん(いかりや長介)の『生きたいと思う奴は死なない。なぁ青島、お前さんもそうだっただろう?』などの名台詞に、思わずグッときてしまった昭和40年男もたくさんいたことだろう。
その『踊る大捜査線』が、現在公開中の作品でファイナルを迎えるのだが、公開から2日で50万人を動員するというとても好調な滑り出しを見せているようだ。本広は、本誌vol.14の連載企画『荒海に生きるタメ年男。』で、同作で『踊る大捜査線』がファイナルを迎えるにあたり「見ていただければわかると思いますけど、確実にファイナルですよ。これ以上続けたらおかしいって内容です」と話している。本広が『踊る大捜査線』という大作をどのように締めくくっているのか、ぜひ劇場に足を運んでみたい。
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