【S40News!】よりスポーティな大型ツーリングバイク「BMW K1600 GT」

BMWは、1.6Lの直列6気筒エンジンを搭載する大型ツーリングバイク『K1600 GT』を、9月20日より発売する。

1.6Lといえばバイクでは最重量級である。なかでもツアラーモデルカテゴリーでここまで大型のモデルはそう多くはなく、日本メーカーではカワサキ・1400GTRあたりがかろうじて近いカテゴリ、近い排気量といえるだろうか。また、6気筒エンジンといえば、二輪ファンによく知られているのは78年発売のホンダ・CBXだろう。同年にカワサキからはZ1300も発売されたが、現状では1.8Lの水平対向6気筒エンジンを積んだゴールドウイングが国産唯一の現行6気筒モデルである。

BMWは、ビッグツアラーカテゴリでは水平対向エンジンの『R1200RT』や直4エンジン搭載の『K1200LT』、ビッグオフローダーの先駆け『R1200GS』など、数多く手がけてきたが、昨年になって『K1600 GTL』を投入。リラックスできる直立した着座姿勢、一体型の2段シート、トップケースの採用など、パッセンジャーを乗せての長距離ツーリングでの高い快適性に配慮したモデルとなっている。

今回発売される『K1600 GT』は、フットレスト、シートトップ、ハンドルバーの3点のポジションをリデザインし、長距離ツーリングでの快適性を損なうことなく、よりアクティブなライディングが可能な前傾姿勢を得られるようにしたものだ。また、2分割式のシートは、ライダー側のシート高さを調節することができるので、体格に合わせた高さを選ぶことができるようになった。

大排気量ながら重量が102.6kgと直列6気筒としては軽量エンジンや、独自のサスペンションシステム・デュオレバー/パラレバー、ならびに各種電子制御システムなどは、『K1600GTL』と同様の様子。長距離を快適かつスポーティに走りたいというライダーには最適なモデルだ。カラーは写真(海外モデルか?)とは異なり、白と赤の二色のようで、価格は285万円。

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