ニコンイメージングジャパンは、コンパクトデジタルカメラ『COOLPIX P7700』を9月下旬に発売する。
描写性能にこだわり本格派コンデジシリーズであるCOOLPIX Pシリーズは、明るいF1.8レンズを搭載する『P310』、42倍の高倍率光学ズームを持つ『P510』などがラインナップされている。『COOLPIX P7700』もこのシリーズに属し、2011年に発売された『COOLPIX P7100』の後継機となる。
撮像素子は新たに総画素数1,276万画素の1/1.7型原色CMOSを採用。サイズは変わらないものの、画素数が向上している。また、レンズは前モデルと同様光学7.1倍ズームながらも大口径となり、開放F値がf2.0-4.0と明るくなった(P7100はf2.8-5.6)。連写性能の高速化、高感度撮影時の画質向上、手ぶれ補正機能の強化なども実施されており、総じて暗いシーンでの撮影が強化されているのは心強い。また、大きな変更点として光学ファインダーがなくなったこともあげられる。これはレンズの大口径化の影響かもしれない。
『COOLPIX P7700』はその高い拡張性も特徴で、ニコンスピードライトの複数使用により、一度に複数のストロボを発光させる多灯発光機能「アドバンストワイヤレスライティング」や、撮影時の位置情報を記録するGPSユニット「GP-1」、三脚使用時のレリーズ操作に便利なリモートコード「MC-DC2」といった多彩なアクセサリーに対応している。ニコンの一眼レフやそのアクセサリーを持っているユーザーにはうれしい機能といえそうだ。
描写に大きく影響する撮像素子のサイズとレンズで比較すると、ライバルはキヤノンなら『PowerShot S100』、SONY『DSC-RX100』、パナソニック『LUMIX LX7』、富士フイルム『X10』、オリンパス『XZ-1』あたりになるだろう。ミラーレスと同様に盛り上がる高画質コンパクト。各社から新製品が出揃った今が選び時・買い時かもしれない。
1件の トラックバック / ピンバック
コメントは受け付けていません。