昭和40年生まれの元巨人投手でプロ野球解説者の水野雄仁が、9月上旬にクランクインする映画『モンゴル野球青春記』に出演することが決まった。
水野は野球の名門・池田高校で1982年の夏に外野手として甲子園に出場し、優勝した。そして翌年春にはエースとなり、横浜高を破って史上4校目の春夏連覇を果たした。その後、ドラフトで巨人に1位指名を受け入団し、87年には10勝を挙げ、巨人の中心投手となった。90年にはリリーフに転向し、96年に退団、97年にはメジャーリーグ入りを目指して、ドミニカのウィンターリーグに参加し、日本人初の勝利投手になり、通算265試合に登板し、39勝29敗17セーブをマークした。引退後は、野球解説やスポーツ新聞での評論、講演や野球教室のコーチなど、精力的に活動を続けている。
その水野が今回、役者に初挑戦する映画『モンゴル野球青春記』は、日本とモンゴルの国交40周年を記念して作られるもので、実話をもとに、モンゴルで野球を指導した日本人青年を通して両国の交流を描いた物語だ。1998年のアジア選手権で両国の代表チームが対戦するハイライトシーンで、水野は日本代表を率いた中村順司監督(元PL学園高校監督)の役を演じるのだそう。PL学園といえば、水野が甲子園で史上初の春夏春の3連覇がかかった83年の準決勝で敗れた相手だ。これも何かの縁なのだろうか。水野の初めてのチャレンジに注目したい。公開は来年春を予定している。
このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!