昨日はタメ年放送作家の中野俊成さんと鮫肌文殊さんが仕掛けている、『決定!レコ歌ベストテン』(中央FM84.0)にゲスト出演させていただいた。番組については、以前紹介させてもらっているんでこちらをご覧いただきたい。人気テレビ番組を何本も手がける2人との時間はとても勉強になり、そしてタメ年のシンパシーってやつはやはり楽しいなと、終止ニコニコ顔だった自分が今さらながら恥ずかしい。
ほとんど打ち合わせ無しの、さらにやらせなしの収録だった。というのも、この番組がじつにユニークなもので打ち合わせを要しない内容なのだ。まずベストテン対象となるのは2人がコレクションしているアナログ盤(つまり『レコ歌』ですな)からであり、テーマに合わせてそれぞれが吟味して収録日に持ち寄る。互いに5曲ずつをかけるのだが、番組収録で初めて手の内をを明かすというライブ感あふれるもので、ダブることもあるから双方何曲か余分に用意しているとのこと。そしてかかった曲をその場でベストテンにはめ込んでいくのだが、その後にどんな曲がかかるかは知らないままに、互いで順位を決めていく。さすが放送作家が仕掛けるだけあっておもしろい。
昨日は番組開始以来初のゲストという光栄にあずかり、僕の独断で2人の選曲に順位を付ける変則ルールだった。テーマはテンションが上がるで、昭和40年男2人によって繰り出された曲の数々は、センスや仕掛け、ジョークなどがよく効いたすばらしいセレクトだった。曲がかかっているときに交わされる3人の雑談は、当時をフラッシュバックしながらのもので、これがなんともシンパシーを味わった。これほど楽しめたラジオ出演は初めてで、『昭和40年男』読者を集めて公開録音をやったらきっとおもしろいだろうなんて、イベントの図を思い浮かべながら眠りに就いたのだった。
コミュニティFMなんで、放送エリアは東京都中央区となるが、いやあ、今どきは凄いものでネット経由で日本中楽しむことができる。放送日は今月の23日、夜8時から。再放送が26日の夜11時からとなっていて、ネットで聴く場合も同時刻となる。音楽通の放送作家2人によるセレクトに、僕がどんなランキングを付けたかを放送で確認してほしい。1位はvol.11号の表紙を飾ったあの方の名曲にさせてもらった。そりゃあそうだよ、表紙にするくらいだからね。では、乞うご期待!!