ジャガー・ランドローバーは、ラグジュアリーSUV『新型レンジローバー』(日本名レンジローバー・ヴォーグ)を発表した。
レンジローバーといえば、英国のランドローバー(現在はインドのタタモーターズ傘下)が生産してきたフラッグシップモデルである。1970年にフルタイム4WDのオールパーパスヴィークルとして発表された初代から数えて第4世代に当たる新型モデルは、初代モデルをイメージさせる象徴的なデザインを取り込んでいるのが特徴だ。従来のレンジローバーがもつデザイン要素に新たな解釈を加えたクリーンな外観は、一目でレンジローバーだとわかるアイコン的なデザインに仕上がっている。
パワーユニットは、V8ガソリンエンジンに加え、鋭いレスポンスを誇るV6およびV8ディーゼルエンジンが用意される。一方、ボディにはSUVとして世界初となるオールアルミニウムの軽量モノコックボディが採用され、現行モデルのスチールボディと比較して39%も軽く、車両重量にして最大420kgの削減(ディーゼル車)を実現しているという。これによって俊敏性の大幅な向上や、燃費、CO2排出量を改善している。
堅牢でありながら、高級車として最高レベルの快適性を追求したレンジローバーは、フロントガラスとサイドドアの遮音合わせガラスを採用するなど、ノイズレベルも大幅に低減。さらに、新開発のエアサスペンション構造により、よりラグジュアリーな乗り心地と洗練味も実現している。
砂漠のロールス・ロイスとも形容された名車・レンジローバーの次世代モデルがいよいよ登場となる。日本での発売時期・納車開始時期は未定とのことだが、非常に楽しみだ。