【S40News!】“アートフォース・シルビア” がラジコンで復活。

タミヤは、組み立て式のラジコンカーとして人気の1/10 電動RCカーシリーズに『NISSAN シルビア(S13)』を加える。発売予定日は8月11日。

1988年5月のデビューと同時にたちまち人気を集め、この年のグッドデザイン大賞、そしてカー・オブ・ザ・イヤーを獲得したシルビア(S13)は、昭和40年男にとっても懐かしい一台だろう。当時としては未来的なデザインを身にまとい、それまでキングオブデートカーだったホンダ・プレリュードの座を奪ったことでもよく知られている。また、FFが主流になりつつあったミドルクラスにおいて、貴重なFR車としても存在感を発揮。175馬力の1.8L直4ターボエンジン搭載のK’s(後に205馬力を発揮する2.0LのSR20DETに変更)が人気を集めた。もちろんプロジェクターヘッドランプ、四輪操舵装置のHICASII、デジタルメーター、HUDといった最先端装備も新しさを感じさせ、その人気に拍車をかけたのは記憶に新しい。1988年といえば、昭和40年男たちは22~23歳の頃。社会に出たてで新車を買いたかったという人も多かったはずで、候補になっていた、あるいは乗っていたという人もいるのではないだろうか。

リヤ駆動のM-06シャーシを採用
シャーシ後端にモーターを搭載
ホイールベースの変更が可能

本製品は、そのS13シルビアの電動RCカー組み立てキットである。1/10サイズの本キットは、柔らかな曲面で構成されたフォルムをポリカーボネート製のボディで再現。フロントエンドの大きな絞り込みをはじめ、前後フェンダーの柔らかな膨らみ、キャビンをコンパクトに見せる3次元曲面リヤウインドウなど、美しいラインは実車そのまま。さらに、4灯式プロジェクタータイプのヘッドライト部分は内部を別パーツで構成することで完成度を高めている。

シャーシはリヤエンドにモーターを搭載して後輪を駆動するM-06を採用している。バスタブタイプフレームは走行用バッテリーを縦置きにレイアウトし、サーボ、ESC、受信機をバッテリーの左右に配置して高い重量バランスを生み出すとともに、重量物をほぼタイヤの高さ内に搭載して低重心化も実現。さらに、ホワイトの6本スポークホイールには、60Dラジアルを前輪に、グリップに優れた60Dスーパーグリップラジアルを後輪に装着。見た目と操縦性、リヤの安定性向上の両立を図っている。サスペンションは4輪ダブルウィッシュボーン。3分割構成のステアリングワイパーにより素直なコーナリング特性を発揮するという。

サイズは全長419×全幅170×全高116(mm)、ホイールベースは210、225、239mmの3種が選択可能。当時、乗っていたという人も、乗りたかったという人にも懐かしいの一台だ。価格は1万4,490円。

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