香港のTigra社は、自転車でUSB機器を充電できる発電機『BikeCharge Dynamo』を発売した。
スマートフォンがすっかり普及しているが、その大画面・高性能ゆえの電力消費の多さから、バッテリーが帰宅時まで保たないという人は多いだろう。また、自転車に乗るときに、スマホのナビゲーション機能や音楽再生機能を活用している人なども、バッテリーの保ちに不便を感じているのではないだろうか。そんな日常生活で自転車を活用している人に便利な充電機器がこの『BikeCharge Dynamo』だ。
クイックリリースハブが付いているロードバイク、クロスバイク、MTBなどの自転車の前輪ハブとフォークの間に取り付け、回転部分の先端をスポークと接続すれば取り付け完了。スポークとの接続を解除
すれば、発電抵抗から開放されるので、充電しないときには無駄な抵抗を感じることもない。出力は3.0W、5.0VのDC出力で、乗り方にもよるがほとんどのスマホを2~3時間程度で充電できるという。一般的な26インチホイールで、5km/hから充電でき、最大効率は20km/hだというからなかなか。
フロントには1WのLEDライト、後部には赤色のLEDライトが装備されている他、出力用のUSB端子と照明コントロール用のリモート端子を備える。もちろん、USB機器ならばスマホ以外にも携帯やiPodなどさまざまなデバイスを充電可能だ。
昔ながらのママチャリタイプのダイナモを使った商品は以前からあるが、『BikeCharge Dynamo』はよりスタイリッシュで効率もよさそう。欲を言えば発電のON・OFFも手元でコントロールできると下り坂だけで発電するとか、登り坂では発電をカットするとかできてもっと便利なのだけど。とにかく自転車通勤の人やポタリングでスマホのナビを使っている人にとっては、なかなか便利そうな一品だ。価格は119.99US$。