2号で広告がまったく取れなかったことの開き直りを語ってきたが、
実は編集面での影響も甚大なのである。
雑誌広告は、それ自体が持つデザインなどの
クリエイティブワークがギュギュッと凝縮されている。
これを編集ページの間に挟むことで
独特のリズムがつくれるありがたいものでもあるのだ。
売上げになって編集面でもプラスになるだけでなく、
やはり雑誌にとってなくてはならない存在なのだよ(悲)。
たとえば今回だと、P31とP32の間に見開きで広告があると、
なんとなくホッと一息つけるリズムができる。
P126とP138は広告で埋めた方がやっぱりいい感じになる。
そしてなにより、雑誌広告の花形スターである
表まわりと読んでいるページに広告がない。
表紙にたいしてその裏側を表2(ひょうに)とよび、
裏表紙を表4、その裏側ページを表3と呼ぶ(うーん、ためになるねえ)。
これらになにかを作り込まなければならないということも、
編集長としてはヒジョーに頭が痛い。
というより、164ページすべてを編集でつくりあげるということなのだ。