また1つ歳を重ねた。初めて知る47歳の体と心に背を向けず、しっかりと受け止めながら歩いていくとしよう。
歳を重ねるごとになにかと忙しくなる。仕事はもちろん、付き合いやトラブルなど諸々でだ。そこで、忙しいからと理由をつければ人生いくらでもサボれる。ひとまずは、仕事さえしっかりこなしていれば、最低限の人生は送れるだろう。もっともそれさえも困難な世の中ではあるが、忙しさに流されていくことがもっともラクなことはよーくわかっているつもりだ。わかっちゃいるけど努力を怠る場面が多々あり、それを1分でも1秒でも減らすように努力したい。それには仕事もプライべートも目標を立てて邁進することが重要であり、毎年正月に誓いを立てているのだが、7月も終るというのに現状達成できていないものばかりだ。やれやれ。
今年立てた目標を要約すると、健康であること。自分の興味のあることに夢中になり、身につけていくこと。それらを通じてもっと高いレベルの仕事をすることだと、僕の年初目標設定史上もっともよくできたものである。
そのひとつに音楽活動がある。自分の信じたままに歌い、創作活動をしていこうと。こういったプライベートの目標こそ日々に流されていきやすいもので、しょっちゅう喝を入れている。そこで無理矢理自分を追い込んでしまえと、弾き語りライブをやることにした。僕1人のライブだけではお客さんがつらいから『浅草秘密基地』の常連タメ年男のバンドとジョイントにした。彼は高校時代にやっていたバンドメンバーに招集を呼びかけ、プラス数名でバンドを編成したそうで、このジョイントライブが初披露となるらしい。昭和40年男たちにとって懐かしのカバーナンバーでメニューを組むそうだ。僕は普段『浅草秘密基地』やイベントなんかのゲストでやっているスタイルのまま、エレキギターの弾き語りでオリジナルを演る。知らない曲を聞かされるのは退屈だろうから、彼らの演奏に助けてもらう格好だ。
40人も入ればいっぱいになってしまう、パーティスペースを借りてのライブにした。これには理由があって、2千円程度でドリンク飲み放題で使えるとのことだから。素人のバンドとシンガーで入場料を取るのはちょっぴり悪いような気がするけれど、飲み放題だったら文句はないだろうとの作戦だ。とはいえ、お金を取る以上はしっかりとつくり込まねばならないから、ずいぶん先の11月の予定であるが本格的に準備に入る。しっかりと練習を重ねていくため、選曲と作曲にかかり始めたのだ、エッヘン。やはり目の前にニンジン…、じゃなくライブという具体的な目標を設定した方が俄然やる気が出る。できれば来年は定期的な活動にしていきたいから、その第一歩となるように取り組んでいくつもりだ。
バンドを組んでというのも考えたが、再び新たな気持ちで踏み出す音楽活動の第一歩は自分の力だけでやってみることにした。タメ年落語家の立川談慶さんの高座を見る度に、たった1人で舞台に立つカッコよさに感動していたことも大きい。いつもチームで仕事をする自分自身に、きっといい影響があるだろうと自分自身で期待している。
だが、好きなこととはいえ「よっこらしょ」であることには違いなく、これからの人生において意識していきたいキーワードだ。新規のビジネスを立ち上げる。知らない世界にチャレンジする。よき友を得るなどでさえも「よっこらしょ」の負荷を感じるが、惜しみない「よっこらしょ」を続けていきたい。そうしないと枯れてしまう年齢だもの。
皆さんの「よっこらしょ」を共有したいから、やるときは『昭和40年男』に宣言してほしい。お互い追い込んで、意識しながら一緒に頑張りましょう!!