【S40News!】「タミヤモデラーズギャラリー 2012」開催。

昨年の東武モデラーズコンテスト 入賞作品(作者:臼井 守/題名:Smoking Rest)

タミヤは夏休み恒例の企画として、同社商品やその製作実例を一堂に集めたイベント『タミヤモデラーズギャラリー 2012』東武百貨店池袋店(豊島区西池袋1、TEL 03-3981-2211)の本館8F催事場で7月31日(火)まで開催している。

『タミヤモデラーズギャラリー』は、欲しかった製品の製作例や話題の新製品だけでなく、様々な団体、著名人が製作した各種作品や、コンテストの入賞作品などをじっくりと間近で観察できる、関東の模型ファンにはお馴染みのイベントだ。今年は東武百貨店池袋店での開催30周年、またタミヤのミリタリーモデル50周年となる記念の年だけに、例年を超える見ごたえある特別展示が用意されている。

今年の目玉は、ミリタリーモデルの展示だ。タミヤ初の戦車のプラスチックモデル『パンサータンク』の発売から50周年を記念して、世界基準となった1/35をはじめ、1/48 、1/25 、など様々なスケールのプラモデル、そしてタミヤのRC(ラジオコントロール)モデルの原点となった1/16 タンクなど、多くのシリーズの歴史を振り返る展示企画が用意されている。また、東武百貨店池袋店開店50周年を記念して、1/35ドイツ戦車パンサーG初期型(シングルモーターライズ仕様)、1/35アメリカM4A3シャーマン戦車(シングルモーターライズ仕様)が会場特別販売されるなど、こちらも見逃せない記念企画。

さらに恒例企画として「東武タミヤモデラーズコンテスト」も開催。情景作品、単品作品など各部門の応募作が展示され、7月29日(日)には会場内でコンテスト入賞者の表彰式が行なわれる。その他にも、数々の名作アニメに携わった巨匠として名高い大塚康生氏の作品も展示。大塚氏は軍用車輌、とりわけソフトスキンと呼ばれるジープやトラックに造詣が深く、タミヤミリタリー モデルの資料監修やデザインの提案などにも携わっている。会場では当時の取材記録やスケッチ、実車の展示などを交えてタミヤと大塚氏の足跡が紹介されている。さらに模型好きの漫画家として、『ワイルド7』で知られる望月三起也氏、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』で知られる鳥山明氏、『逮捕しちゃうぞ』で知られる藤島康介氏のプラモデル作品も展示。

また、今秋の発売を予定しているスケールモデル新製品を会場限定で先行販売。注目の下記製品などをいち早く入手することができる。他にもオリジナルグッズやイベント会場限定商品、イタレリ製品各種など豊富な品揃えだというからこちらも楽しみだ。

■1/48 フィーゼラー Fi156C シュトルヒ スイス空軍・輸出仕様 4,725円
驚異的な短距離離着陸能力を備えドイツ以外でも幅広く使用されたFi156Cシュトルヒに各国空軍のデカールをセットした限定キットが登場。マーキングは赤白の識別用ストライプが鮮やかなスイス空軍仕様3種類と、イタリアおよびハンガリー空軍機の計5種類。

■1/72 三菱 零式艦上戦闘機二一型 (白箱) 1,470円
太平洋戦争前半に連合軍戦闘機を圧倒し零戦の不敗神話を築き上げた二一型。全幅12メートルの伸びやかな主翼やスマートなカウリングなど零戦の美しいスタイルと魅力を1/72スケールに凝縮。組み立て易いパーツ構成ながらエンジンや操縦席も精密な仕上がり。3種類のマーキングが付属。

■1/35 ドイツ軍スタッフカー シムカ 5 (白箱) 1,575円
イタリアの傑作小型車、初代フィアット500をフランスのシムカ社で生産、ドイツ軍でも将兵の足として幅広く使用された。オープントップ型ルーフを備えた流線型の小型ボディはMM情景作品の脇役として、またグロス仕上げでカーモデルとしての製作も楽しめる。

他にも「タミヤのミリタリー・ボックスアート傑作選」発売記念展示、石坂浩二が会長を務める模型クラブ“ろうがんず”のミニギャラリー、ミニ四駆30周年記念 特別展示などなど、盛りだくさんの『タミヤモデラーズギャラリー 2012』。模型ファンならぜひ足を運びたいイベントだ。開催時間は午前10時~午後8時まで(最終日は午後5時まで)、入場は無料となっている。

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