中村あゆみLIVEに行ってきた!

中村あゆみといえば『翼の折れたエンジェル』で大ブレイクした女性シンガーなのはご存知のとおり。昭和60年、昭和40年男たちが20歳の年に発売されたこの曲、「もし、オレがヒーローだったら♪」とくちずさめる人も多いであろう。本誌第6号の「夢、あふれていた俺たちの時代」にて、この曲についてインタビューさせていただいたのも記憶に新しい。このときも何事に対しても前向きな彼女のポジティブさで、多くの苦難をしなやかに乗り越えてきた“強さ”を強く感じさせられる取材だった。先日、そんな彼女のライブに行ってきたぞ。約10年の活動休止期間を経て一から再スタートを切った彼女が、完全復活に向けてどんなライブを見せてくれたのだろうか。同行した葉月さんのライブレポートをご覧いただきたい。

中村あゆみ オフィシャルブログ『Come on』/赤坂BLITZ First Live ~勝負はストレート~にきてくれてありがとう〜 より転載

「みんな、元気だったー?」との呼びかけでスタートした中村あゆみさんのライブ(7月19日赤坂BLITZ)に行ってきました。

もうね、オープニングから鳥肌モノでしたよ。なんだろう、あの感覚。客席の期待感もムンムンメラメラとすごい炎を上げて燃えていたんですけど、中村さんはじめ、バンドメンバーやスタッフの方々の「届けたい!」って気持ちが押し寄せてくるような空間。いやぁ、ほんとうにゾクゾクしました。

最初の音が鳴るやいなや、いきなり総立ちのファンのみなさん。そして、スタート&ダッシュでパワフル&ソウルフルに歌を届けてくれる中村さん。とにかく全力で全身全霊を込めてパフォーマンスをされるお姿は、見ていて惚れ惚れ~(はぁと)。

懐かしのヒットナンバーも、中村さん自身が進化を遂げているから、ちっとも古く感じない。『翼の折れたエンジェル』を聴きながら、そして一緒に口ずさみながら、「まだまだ私もがんばれるはず!よし、がんばろう!」と、決意を新たにしたり。 青春の日々がよみがえるのではなく、「今がまさに青春なんだ」と感じられるような時間。これってすごく贅沢ですよね~。

客席は6:4で男性率高し。年齢層も若干高し(笑)。40年男世代前後であろうと思われるファンの方たちが、ペンライトを振り、拳を振り上げ、激しく踊る様子を見ていると、年齢を重ねるって案外素敵なことじゃん♪ と、思えてくるから不思議。普段は「誕生日なんかもう2度と来るなっ。うわ~~ん」なーんて泣いているのに。

それもこれも、中村あゆみさんというディーバが、今もなおディーバとして輝き続けていてくださるからこそ!

「みんなで武道館に行こうね!私はあきらめないよ!」

何度もそう言った中村さん。それは自身への鼓舞であり、私たちファンへの激励でもあったように思います。 「あきらめない」…この年齢になると、すごく重みのある言葉ですもの。

中村あゆみさんが再び武道館に立つ日には、何を置いても駆けつけたい!と決意したワタクシでした。年甲斐もなく着飾ったりして行っちゃおうかしら。だって、『Do you wanna dance』のシンデレラに選ばれたい(※)もの♪ごめんなさい、つい調子に乗りました(>_<)

(※)『Do you wanna dance』の曲中、中村さんご自身が客席から“美しい”シンデレラを一人選び一緒に踊るという。選ばれた女性はもちろん、見ている人もとってもハッピーな気分になれるダンスタイムがあるのでございます。

■葉月けめこ

雑誌を中心に執筆。アイドルユニットや音楽劇などへの歌詞提供など、作詞活動も行なう。

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