発行月を3月11日と決めた。
そうと決まれば、もうとにかく突き進むだけだ。
2号を発行するに当たっては、
コンセプトは変えないが手法は変えたかった。
この号で『昭和40年男』のアイデンティティを決めるということを
まず大前提として創刊号ができあがる前から確立していた。
『レッド・ツェッペリン2』なんだよ、気分は。
あのアルバムは1枚目を進化させながら、
より“らしさ”を決定づけたと俺はとらえている。
だから3作目以降はバラエティだったり、遊び心だったりと
変化をつけながら進化していけばいいのだと。
実際、3作目以降のツェッペリンのアルバムがそうでしょ。
ということで方向性は、前号よりシンプルに実力勝負に徹すること。
キラキラしたキャッチを意図的にそぎ落とした。
創刊号から見たら
“仮面ライダー”
“松田優作”
“明日のジョー”
“マイケル・ジャクソン”
などなどがそうだ。
第2号はしっかりと読み込んだらスゴイ雑誌というものを目指して
その通りに仕上がったと思う。
創刊号でも言えたセリフだが、今回も同様に
「これが今の俺の実力です」
とはっきり言える。
もちろん反省点や悔しい部分はあるものの課題はしっかりとわかっている。
『昭和40年男』が狙っているのはこれなんじゃーという第2号が支持されれば、
今後のつくり方にはずいぶん選択肢が増えるはず。
名付けて“レッド・ツェッペリン作戦”としよう。
この作戦が成功したかどうかは後日わかることだが、
とにかく、すでに第3号の制作構想にビシビシ入っているのが快感です。
ただ、この雑誌は、誌面でもメッセージしたとおり、
みんなでつくりたい(P3・116・156参照)と思っている。
そして、それに関連してもうひとつ驚きの事実がこの本にはある。
さて、それはなんでしょう?
答えは次回の講釈で!