発売から何日かが過ぎた。
まだ全国の売れ行きデータはさっぱりわからない状態のなか、
近場の何軒かの書店を回り、減り具合に一喜一憂している日々だ。
結果が出てからだといろいろと後付け言葉を使う“ずる”をしそうなので、
今のウチに書き留めておきましょう。
大編集後記の始まりじゃー。
この長い編集後記のために
まずは創刊号の発行当時まで時間を戻す。
創刊当初にターゲットにした発売日は2月2日か22日だった。
平成22年だし、第2号だし。
ねっ、いいでしょ(苦笑)。
だが、創刊号の結果を待たなくては2号目のGoが出せない。
創刊号をつくりおえて、このできで支持されないのなら
雑誌自体のコンセプトである“年齢制限雑誌”は成り立たないとあきらめる覚悟はついた。
売れなければ雑誌は出せない、そういう運命の雑誌だと判断していた。
そうはいっても悔しい想いもある。
いろんな場面で書いているが、ウチは大手出版社ではない。
大きな予算を投じての創刊などできるはずもなく、
宣伝らしい宣伝を打つ予算などももちろんない。
販売戦略など限りなくゼロに近いのだ。
さらに大手のように書店さんに日参する営業部署がないので、
棚もイメージ通りに取れない。
事実、創刊号がアニメコーナーといえばいいのか、
まったくそぐわない場所に平積みされているのを目撃している。
このように、激戦の書店店頭で争うには不利な条件がてんこ盛りだ。
それでなくても出版不況といわれるなかで、
新創刊誌が売れるのだろうか?
とにかく、俺たちの武器は“支持される内容”しかない。