【S40News!】二眼レフ風トイデジカメ「BONZART AMPEL」。

グローバル・DCは、トイデジタルカメラ『BONZART AMPEL』(ボンザートアンペル)を発売した。

『AMPEL』は上下に2つのレンズを持つ二眼レフスタイルが最大の特徴だ。通常、二眼レフカメラは、ピント調節用、撮影用と役割の異なる2つのレンズを組み合わせたものだが、この『AMPEL』は外見的には二眼レフ風でありながら、構造的に二眼レフではない。実は上下に別々の個性を持った2つの撮影用レンズを搭載したトイデジカメなのだ。

ドイツ語で信号を意味する“AMPEL”の名は、もちろんレンズの縁取りに由来する。上側にある赤く縁取られているのがノーマルレンズ、下側にある緑で縁取られたほうはミニチュア風に撮影できるチルトレンズだ。チルトレンズとは、レンズを斜めにして光軸を傾けることで、ピントの合う範囲を意図的に変化させたレンズ。AMPEL のチルトレンズは、ピントの合う範囲を極端に狭くしてあり、被写体をミニチュア風にとらえる。撮影時はファインダーフードを開き、上面にセットされている液晶画面を見ながら行うので、撮影している姿はまさに二眼レフ。普通に撮るとウエストレベルからの撮影となるので、いつもとは一味違った撮影を楽しめそう。猫や犬などの動物を撮るのもやりやすそうだ。

レンズはF2.8、焦点距離は9mmとあるが、35mm版換算の画角は不明。最短撮影距離は0.5mとなっている。また、イメージセンサーは1/3.2インチの500万画素 CMOSセンサー。ISO感度はオートかISO100の選択式だ。スタンダード/白黒/セピア/リフレッシングの5 種類のカラーモードが用意されており、これらは上下どちらのレンズでも使用可能となっている。記録媒体はSD/SDHCカードで、電源はアルカリ単3電池×3本。30fpsまたは15fpsでの動画撮影も可能で、その場合の最大記録画質はHD(1280×720)サイズとなる。ちなみに、同社から発売されているコンデジ用のワイド&マクロコンバージョンレンズにも対応している。こちらはマグネット式なので、着脱も容易だ。

いつもの風景が違って見える楽しさを提供してくれそうな不思議なトイデジカメ『BONZART AMPEL』。価格は1万4,700円。

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