【タメ年たちの大活躍!】ベーシスト・IKUZONEの所属バンドDragon Ashが新譜をリリース。

右から3番目がIKUZONE。1997年、Kj(Vo + G)、IKUZONE(B)、桜井誠(Dr)のスリーピースバンドとしてデビュー。 現在はBOTS(Turntable)、HIROKI(G)、DRI-V(Dancer)、ATSUSHI(Dancer)が加入し7人編成昭和40年生まれのミュージシャン・IKUZONEの所属するロックバンド・Dragon Ashが8月22日に15周年ベストアルバムをリリースすることを発表した。

所属、と書いてしまったのだがが、IKUZONEは4月21日に急性心不全でこの世を去った。亡くなる2日前にもライブに出演し、普段と変わらぬ演奏を披露していたのだそう。

突然の悲報に、メンバーは困惑し、一時はバンド活動の継続も危ぶまれていたが、度重なる話し合いの末、再始動を決定し、アルバムのリリースと明日4日、東京・渋谷のSHIBUYA-AXを皮切りに5都市をまわる追悼ライブ『Dragon Ash Live〜REST IN PEACE IKUZONE〜』を行なうこととなった。追悼ライブでは、IKUZONEの残した演奏音源を加えたかたちでパフォーマンスが行なわれ、最後のレコーディングとなった新曲『Walk with Dreams』を披露するのだそう。

昭和40年男にとってDragon Ashはあまりなじみのないバンドかもしれないが、『陽はまたのぼりくりかえす』(1998年)で大ブレイクし、20代、30代を中心に、今なお絶大な人気を誇るロックバンドだ。日本最大のロックフェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』では第1回から連続出演し、7度のトリを務めている。IKUZONEはDragon Ash結成時のメンバー募集オーディションで加入している。他のメンバーよりもひと回り年上。音楽のキャリアも長く、兄貴分として他のメンバーを支えていた。

ボーカル・古谷健志は、IKUZONEが逝去した際、「ギターアンプのいじり方、ドラムスティックの回し方、バンダナの巻き方、女の子の口説き方、そのすべてを教えてくれました。今思えば、俺たちが出会った 最初のロックンローラーだったんだね。その傍らで声を嗄(か)らし歌えたこと、無我夢中にギターをかき鳴らせたこと、両手じゃ抱えきれないくらい たくさんの思い出を共に築いてこられたこと、身が震えるほど幸せでした。続きは俺が死んだらね。向こうでまたバンド組もうぜ。お疲れ様でした。 クソほどお世話になりました」と綴っている。IKUZONEが残した音楽をぜひ一度聴いてみてほしい。

Dragon Ash Official Website

このコーナーでは昭和40年生まれの活躍を紹介。どんな些細なことでも我こそは!という昭和40年男はぜひ『読者投稿欄』から投稿を!

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