バング&オルフセンは、ユーザーのライフスタイルに合わせて壁掛けや床置きなど様々な設置方法を選べる液晶テレビ『BeoPlay V1』を7月下旬より発売する。
床置きのテレビというと、昭和40年男にとってはバブル期のコンクリート打ち放し、フローリング、らせん階段などとの組み合わせ、要はトレンディドラマに出てきそうなデザイナーズマンションの一室を思い浮かべてしまうのだが、本製品はそういったイメージの現代版と言ってもいいかもしれない。
装飾を廃したシンプルなデザインが特徴的で、壁掛けブラケットやフロアスタンド、テーブルスタンドなどが用意されている他、天井からワイヤーを使って吊り下げることもできるなど、設置方法がまさに自由自在。壁掛けの場合は視聴時は見やすい角度で、見ないときは壁にぴったり接するようにといった調整もできるという。
外部ユニットを使うことなく最高レベルの音響を実現しているのも特徴で、40型モデルには2インチのツイーター/ミッドレンジ2個と、4インチのウーファ1個、アンプ3個を搭載。また32型モデルには2.5インチのフルレンジスピーカー2個、アンプ1個を内蔵する。いずれもオーディオアンプは特許技術のクラスD ICEpowerアンプとなる。もちろん望めば5.1chスピーカーにも対応可能だ。
また、映像に関しても、内蔵のセンサーで周囲光を測定して適切な映像に補正するなど、独自のこだわりが施される。さらにイーサネットと無線LANを備え、DLNAサーバー対応機器のコンテンツの他、USB端子からHDDなどの動画や音楽も再生できるなど、デジタルメディアプレーヤーとしても活用できる。
本体にデジタルテレビチューナは搭載されず、リモコンや設置用オプション品も別売となる。価格は40型モデルが35万700円、32型モデルが26万400円。カラーはブラックとホワイトの2色が用意されている。かつて床置きテレビに憧れていたなら、今が実現のチャンスかもしれない。