お正月バージョンの小僧!!

見よっ、この堂々たる姿を。去年70歳を迎えた 浜松町駅が誇るアイドル、小便小僧は現在こんなふうに新年を祝っている。先月のサンタクロース小僧から鮮やかな変身だ。この姿でしばしここにいてくれるのは、お正月ロスを癒してくれることだろう。関東では明日に松を取るところが多く、我が家の玄関も日常に戻るのかと思うとやはりロスが深くなる。いやいや、小僧よ、を元気にしておくれってな気分でしばし眺めていたおっさんだ。

 

少し笑っちゃうのは、おしっこ (!?) でかっこいい袴が濡れていることだ。やっぱり小僧なのだよとでも言いたげな70歳である。そして、小僧フリークの僕なのだが、左右に正月飾りがあったのは記憶にない。どなたか、知っていたら教えておくれ。多くの方が写真に収めていく卯年のアイドルだから、それがあったら送っていただきたい。

 

人に喜んでもらおうとする制作側の心意気が伝わってくるのが、僕の小僧愛の根源である。やさしく愛があふれているうえに、遊び心も感じさせてくれる。楽しんで作っているのだ。これは僕も心掛けていることなのだが、年末進行とか涙が出ちゃうほど苦しい時も楽しんでいるだろうかと自問自答する瞬間はある。体力的には確かにキツくなっているけれど、でもやっぱり楽しんでいるから耐えられるのだろう、大丈夫!!

 

浜松町駅の品川・横浜方面ホームの一番端っこにいる。その控えめな感じもよい。ちょっと大袈裟かもしれないが、僕には日本人の心のようなものが多く放出されていると思えてならないのだ。無償の愛も感じさせてくれる、僕なんかよりよっぽど尊い存在なのである。そして自分に得意の「練れてねえな」な反省をさせてもらえるのもよくて、それは70歳の年輪だろう。遠方の方々もお正月らしく増上寺参りとセットで、浜松町にいらっしゃーい。
 

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