すべてにありがとう。

▲昨日の出社時に会社近くのプリントショップで見かけた。ほっこりさせてくれてありがとう

今年のペンを置く時が来た。2011年以来 このタイトルでつぶやいているおかげで、大晦日に感謝の気持ちになれるように心掛けながら生きている。毎年同じようなことを書いている気がしなくもないが、まあお付き合いくだされ。

 

早かった。あっという間の一年で「歳とる度に早くなる」なんてセリフが、同世代では飛び交っている。それでもじっくりと振り返れば、今年もたくさんのいい想い出がある。

 

今年の漢字一字を「笑」にした。コロナとの付き合い方は去年、一昨年とは明らかに変わり、イベントが戻ってきた。完全とは言えないもののウィズコロナが見えたのはうれしく、読者の集いの秘密基地も復活したし、バイクイベントも多数展開できた。それらが多くの笑いをくれ、懸命に提供もした。そのベースとなるコミュニティづくりは、もはや僕にとってはライフワークで、今年も生み出せたことを少しばかりの誇りだと思える。そう、自分自身を全面的に褒めてやっていいのが大晦日だ。どんな瑣末なことでもいいから、一年生きた証を心の中でじっくりと反芻しようではないか。今日ばかりは辛かったことをぜ~んぶうっちゃって、いいことばかりで過ごしてもバチは当たるまい。

 

そんな心境になれないという同世代諸氏は多いだろう。加齢とはこんなにも残酷で、たくさんの困難を連れてくるのかとため息ばかりの一年を振り返っているかもしれない。「がんばれ」なんて言葉は簡単に使えなくなっている。そんなあなたに寄り添うことはできないし、適切な言葉も見当たらないのだが、それでも無理にでも笑うことから始めていただきたい。下を向かず上を向く。表情だけでもいいから笑う。そんなご提案しかできない自分が不甲斐なく、これさえもご迷惑な方々には申し訳ない。

 

やさしくありたいと願う。それはとてつもなく難しい。やさしさとはなんぞやと気付かせてくれる人やシーンに触れることが増えたのは、きっと加齢による成長だ。感動しながらも、そうして得たやさしさを自分に課していくからさあ大変。目指すやさしさのハードルが上がっていくのだもの。自分を褒めてやりたいとは前述したが、「練れてないな」と心で何度つぶやいたのだろうかと反省もしている。だが、これは鮮やかな反省であって悪くない。もっともっとやさしくなりたい。来年の漢字一字は堂々と「優」と言えるように、一年間歩んでみよう。

 

つながりこそやさしさの肥料である。今宵、新しい年を向かえた瞬間、思い出せる限りの友の顔を頭に描き乾杯しよう。このつながりにきっと心は大喜びだ。

 

さてと、これにて本当の本当にペンを置く。今年も僕の拙いつぶやきにお付き合いいただき、ありがとうございました。心より感謝します。では皆さん、よいお年をお迎えください。
 

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1件のコメント

  1. 編集長、2022年も熱くて濃ぃ〜ぃ内容の【昭和40年男】をありがとう!
    またガハハな紳士淑女集まって何度も乾杯!しようぜ。
    程よいお年を♪

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