表紙で振り返る令和4年。

あけましておめでとうございます。「よいお年を」からバトンを受け取ってこの言葉に鮮やかに変わった。なんとも言えない幸せの中で、めいっぱい祝っている。皆さんに幸多かれ。

 

去年中に今日のタイトルシリーズは終了だと思ったあなた、ダメダメですな。そう、『昭和40年男』は ファミリーなのだ。今日は現在発売中の『昭和50年男』の最新号 (vol.020) の表紙をご紹介する。「この表紙さあ、ぶっちゃけ俺たち世代向けじゃん」と編集長に言ったほど、今回の内容はドンピシャだ。去年4月に亡くなった藤子不二雄Ⓐ先生の追悼本として、金丸編集長が懸命にタクトを振った意欲作だ。

 

本名、安孫子さんを語る仲間たちの証言が実にいい。とても立派な酒呑みだったようだ。ご登場いただいた皆さんが、その豪快ぶりと愉快な人柄を語る。ベテランマンガ家が集った、“いい爺” をかけて名付けた “イージー会” というゴルフ親睦会があるそうだ。この会で呑みに行くことを楽しんでいた面々で、その一人のちばてつやさんは「みんな、安孫子さんの話を聞きたくて集まっていたんだから。本当にみんなのアイドルじいさんでした」とインタビューを締め括っている。読み込むほどに目指すべき呑んべえなのだ。酒好きの方はぜひこの一冊を手に取っていただきたい。

 

特集外でも、俺たち世代にハマるページが多くある。その一つが「世界にはばたいたアニキ」で、まるで『昭和40年男』の連載企画「ガツンと一言。兄貴の説教」に対抗しているかのようだ。今回登場しているのが、元サッカー日本代表の柱谷哲二さんで、三浦選手が代表から外された瞬間を振り返っている。でもね最新号だからここでは言いませぬ。どうぞ、書店にゴーっ!!
 

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