いったいなぜ僕はこうも大学駅伝、特に「箱根駅伝」に強く惹かれるのだろうか。10人がアップダウンのある20km以上を走ることで引き起こされる思いもせぬドラマに、若さゆえの爆発と失敗が詰まっているからだ。出場するすべてのランナーがトラブルなく走るなんてことはないし、逆に奇跡的にうまくいくこともあるからたまらない。そんな「箱根駅伝」の展開を予想する。僕のような素人が発する分析でも、もしかしたらテレビ観戦がおもしろくなるかもしれない。な〜んて打ち込んでみるぞ。おせちをつつきながら「ぜーんぜん当たらねえじゃん」とするだけでも、少しは足しになるはずだ。
明日が区間エントリーの発表だから、あえて今日いかせていただく。ズバリ、往路優勝は國學院。2位が駒澤、3位が青学だーっ。國學院は総合優勝をもちろん狙っているが、選手層は2校に劣るのは否めず、まずは往路を確実に勝つ布陣でのぞむ。青学、駒澤ももちろん、同様に往路ポイントで応じるが、均衡している実力ゆえやはり5区がキーポイントになる。5区にタスキが渡るまでは、駒澤、青学、國學院でいくはずだ。トラブルなし (それが難しいのだが) でいければ、この時点での駒澤の1位は断言できるほど抜けているが、タイム差はそれほど大きくないはずだ。するってえと、駒澤の唯一とも言える、ちょっとだけのウィークポイントが山だ。
登りの5区はとんでもないタイム差が出ることがある。それゆえに日テレアナウンサーは “山の神” と呼ぶわけで、青学の神野選手以来、それほどまですごい選手は出ていない。去年、青学の原監督が “若の神” とゲキを送った若林選手が、山の神降臨となるほど化ける可能性はあるが、國學院から出ると予言しよう。
平林選手がやらかしそうなのだ。体重が43kgと軽い。山登りには極めて有利で、神野選手が大会新記録を樹立した91回大会時も同じく43kgだった。駅伝マニアなら、彼の軽さを活かした登りっぷりは強く記憶しているはずだ。平林選手は同体重ながら、神野選手より身長が168cmで4cm高く、ますます有利に思えてならない。さらに先日テレビでインタビューを見たら度胸がいいのと顔もいいから、3日のスポーツ新聞の1面を飾るにふさわしい男なのだ。優勝への一騎討ちと言われる両校を3位から食うのだから、大騒ぎ間違いなしの久しぶりの山の神フィーバーとなる。
青学は往路3位に落ちてしまうが、若林選手が駒澤との差を詰めて1分以内でゴールすれば優勝が射程内になる。そして4日の朝刊を飾るのは、ズバリ青学の岸本選手だ。9区で駒澤に追いつき、十分に差を広げて黄金世代の4年生をもう一人10区におけば駒澤が追いつくことはない。2区 近藤選手、3区 岸本選手との予想が散見されたが断然9区ですよ、原監督!!
結果、上位3校の大会新記録で幕を閉じるのだ。どーだーっ。大会新に関しては一つ懸念材料がある。3日に寒波がやってくる予報になっていて、風が強いとそこまでのハイレベルは難しいかなと。とまあ、素人による興奮ぎみの大予想でした。ねっ、楽しみになったでしょう。
p.s. 駒澤のエースの田澤選手と、青学のエースの近藤選手は明日のエントリーでは補欠に回すでしょう。男、大八木監督はエースの配置を明日にズバッと言いたいでしょうが、今回だけはグッと堪えていただきたい。うーむ、楽しい!!
ちなみにこのつぶやきは29日分です。エントリーの発表前に伝えたかったのさ。悪しからず!!