JVCケンウッドは、新音場システムと省スペースタワーデザインを採用し、どの場所から聞いてもバランスの良いステレオサウンドが楽しめ、設置場所の自由度を高めたコンパクトコンポーネントシステム『NX-SA5/SA3』を6月下旬より発売する。
最大の特徴は、円周上に配置した“4スピーカー×4アンプ構造”と信号処理による、独自の“新音場システム”である。本来、スピーカーの正面が最も音場のよい場所であるが、日常生活のなかで音楽を聞くなれば、そうはいかない。本モデルは、どんな場所でも臨場感あるステレオサウンドが楽しめるというのがウリなのである。独立したアンプで駆動するサブウーハーも搭載しているので、コンパクトなサイズでありながらキレの良い豊かな低音も実現している。
外観は、スピーカーと一体化したタワー型を採用し、CDケース約1枚分だけの設置スペースに置くことができる。また、オーディオ機器を意識させない円柱形のスタイリッシュなデザインも特徴的だ。CDプレーヤー、ラジオチューナーのほか、iPhone/iPod用のドックも搭載している。多くのケースは装着したままで本機に接続できるため、帰宅してそのままドックに乗せることができるという。
さらに、上位モデルの『NX-SA5』には空気中のウイルス抑制や除菌などの効果があるイオナイザーを搭載している。ドックに載せたiPhone/iPodを除菌することもできるという。パナソニックからナノイーを一体化しカビやダニを抑制できるという液晶テレビが発表されているが、これと同じ流れにある製品といえる。今後の家電製品の多くにこのような機能が付加されていくのだろうか。ちょっと微妙な感じもする組み合わせだが、マーケットがどのように評価するか。価格はオープンで、実勢価格はNX-SA5が3万円前後、NX-SA3が2万7,000円前後。