それでも意固地にはならず検討を続けてみた。
たとえば
“昭和40年生まれの男たちに捧ぐ”
というヘッドコピーをつけて、
レオンやサライのように、3文字カタカナでキメルというもの。
男の隠れ家や一個人のように、
わかりやすくてカッチョイイのをひねり出すのもいい(出てくればの話だが)。
十分に検討はしたが
やはり初めの気持ちに従って突き進むことにした。
企画を思いついた時点で、“昭和40年の男”と名乗っている。
しっくり来たし、自分にとってこのベタベタな潔さは、
ある意味カッチョイイとも思っているのだ。