オーストリアのバイクメーカー・KTMは、『125 DUKE』をベースに200ccエンジンを搭載したバイク『200 DUKE』を発売した。
『200 DUKE』は、昨年開催された東京モーターショーで出品され、注目を集めたライトウェイトモデルだ。気軽に乗れる原付二種という、これまでの125ccの概念を覆すほど高いスポーツ性能を備え、コンパクトロードスポーツとして人気の『125 DUKE』。その兄貴分として新たにラインナップされることになった。
ベースモデルである『125 DUKE』の軽快さやダイレクトな運動性能はそのままに、より余裕のあるパワーとトルクが楽しめるのが最大のウリ。125では走れない高速道路や自動車専用道路の走行も可能になるため、行動半径も広がる。ツーリング用途など、長距離での使用を考えているライダーにとっても朗報といえるだろう。
サイズをはじめとする基本的スペックは『125 DUKE』を踏襲するが、水冷DOHC単気筒エンジンは単なるボアアップではなく、ストロークも変更されている。また、吸気径もΦ33mm からΦ38mm に拡大されるなど、排気量アップに合わせて最適化が施されている。これによって最大出力は26psと『125 DUKE』の15psと比べてより余裕ある出力を発揮。さらに、サスペンション、ブレーキなども排気量に合わせてチューニングされているとのことで、単なる排気量アップだけではないところにKTMのこだわりが垣間見える。
よりスポーツ性能の高まった『200 DUKE』。125の気軽さや経済性も捨てがたいが、パワフルな走りや長距離での使用を考慮するなら、非常に魅力的な一台。価格は48万9,000 円。
2012/06/12追記:誤った画像を掲載しておりましたので差し替えました。ご指摘いただきましたkumawo0017さん、ありがとうございました。