♪恋人がサンタクロ〜ス (by ユーミン) と歌いたくなる時節ですな。お正月に向かってラストスパート中の師走は、小便小僧のコスチュームがこうなるのだ。毎年恒例の姿になった 我が街のアイドルが、激務の日々に束の間の癒しをくれる。♪小僧がサンクロ~スってか。
同じことを同じように過ごし、同じように感じることのなんと幸せなことよ。桜の季節だったり、ギンギラ太陽だったり、真っ黄色に染まったイチョウだったり。そんな諸々の変わらないことのボスキャラ (!?) が、年越しではあるまいか。たった一言「よいお年をお迎えください」と交わすだけでジーンときたりする。
小僧がサンタさんになるのを、毎年楽しみにしている方が多くいるはずだ。なんてったってアイドルなのだから。毎年丁寧にこのコスチュームに着替えさせる方々の真心を感じられるのも清々しく、ありがたく眺めている。そして僕は今くらいになると、お晦日恒例のつぶやき「すべてにありがとう」のことが頭にこびりついてくる。書き始めるわけではなく、ぼんやりとその日が来るのを楽しみにしているのだ。今年も感謝の気持ちで大晦日を迎えたいと、同じことをトレースする喜びを今から楽しんでいるのだろう。
目の前にある一つひとつが、新しい年に向かっていく。同じように感じる喜びの一方で、今年は自分の何かを変えてやると誓うのもお正月である。ほんの小さな通過点に過ぎないのだが、大きく感じられるのはあたり前田のクラッカーだ。本来であれば、毎朝生まれ変わった感覚を得なければならないのだが、そこまでの覚悟を持てないのは凡人ゆえ仕方ない。だがせめて、明日迎える師走のど真ん中より、毎朝生まれ変わってみるか。流れていく時間にブレーキをかけて、自分と対峙しながら新年へ向かう。うーむ、いいかもしれない。そして俯瞰すればやはり、同じことがたくさん転がっている喜びに浸る。
今日は 今年最後のFM世田谷『アフタヌーンパラダイス』にゲスト出演である。杉 真理さんときっと、今年も早かったですねなんて話をする。そしてこれまた同じことは、ジョンの声をお届けすることだ。お時間のある方はぜひっ!!