昭和40年生まれのテレビディレクター・藤村忠寿が劇団『ヨーロッパ企画』の映像化をプロデュースしたDVD『ヨーロッパ企画です。』が6月27日に発売する。
藤村は北海道テレビ放送に所属するディレクターで、主にバラエティ番組やテレビドラマの演出を手がけている。テレビディレクターと言えど、制作側の人間なので、電波を通じて世間にその名を知られるということはあまりないのだが、彼がチーフディレクターを務めるバラエティ番組『水曜どうでしょう』で、藤村は全国区で知られる“テレビディレクター”となっている。
同番組『水曜どうでしょう』は、北海道のローカル番組ながら、口コミやインターネットなどでファンを増やし、現在では全国各地で番組の放送が行なわれているほどの人気番組だ。そのロケに常に同行する藤村は「しょっちゅう見切れるディレクター」として半ば出演者同様に登場している。またナレーターも担当しているため、もはやスタッフの枠を越えた出演者として、番組になくてはならない存在となっている。
その藤村が、同番組のカメラを担当する嬉野雅道とともに、京都の劇団『ヨーロッパ企画』のコントの映像化を手がけたのだが、この劇団『ヨーロッパ企画』は、『踊る大走査線』の本広克行監督(彼も昭和40年生まれ!)が彼らの舞台『サマータイムマシン・ブルース』や『曲がれ!スプーン』を映画化したほどの実力派劇団。藤村はかねてから親交のあった彼らをもっとたくさんの人に知ってもらおうと、プロデュースに乗り出したのだそう。映像化について藤村は「彼らのどこがおもしろいのかを知ってもらうためのベストアルバムを作りたかった」と話している。2人の昭和40年男がその面白さに引かれている劇団だけに、とても興味が沸く。番組『水曜どうでしょう』もとても楽しい番組なので、併せてぜひチェックしてみてほしい。
■DVD『ヨーロッパ企画です。』
6月27日10時より販売開始。予約はコチラから。
■バラエティ番組『水曜どうでしょう』
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