昨夜の読者の集い「浅草秘密基地」は、まっこといい雰囲気の宴になった。僕にとって、今年の仕事というか遊びというか、一つのトピックが神奈川県藤沢にコミュニティを作れたことだ。来年にはオープン参加の「湘南秘密基地」に発展させてくれそうなグループで、昨日はここから3人が参加してくれた。さらに「福岡博多基地」の幹事会の方が、初参加となるお二人を連れてきてくれた。さらにさらに、大阪からの出張の方がきてくれて、地域を超えた総勢13人 (鎌倉殿…) の素晴らしい宴になったのだ。
能動的に動かなければ絶対に出会うことのなかった面々が、自分自身を語らい、それを聞き、そしてガハハとなる。小さいながら、人生の宝を得ていく時間。それが「秘密基地」なんだなあとつくづく思った夜だった。ちょっぴり俯瞰して皆さんのガハハを眺めていることの、なんと心地よく幸せなことよ。社交的な皆さんは、まるで経済界のパーティのごとくグラス片手に席を立ち、次々と相手を変えては語らいを楽しんでいた。ジャイアンな僕なのだが、さすがにこの雰囲気を止めることはできず、1回のリサイタルになってしまった。藤沢からの来客用に準備しておいた『ゆうひが丘の総理大臣』のエンディングナンバー「海を抱きしめて」(ロケ地 大磯町) や、「横浜ホンキートンクブルース」を披露することができなかった。まあ、次の機会にとっておくことにするが、神奈川県ということで選曲したわけで、はたして喜んでいただけたかどうかは疑わしい。神奈川愛でなく藤沢愛だからね、きっと。
少し落ち着いた9時過ぎに、ジャイアンはギターを構えた。この時間では聴いていただけるのは1回のセットで、語らいがメインのこの集いでは3曲とサイズを決めている。♪So this is Xmas〜 とジョンの「ハッピー・クリスマス」は歌い出しこそよかったが、ミスるミスる。一部歌詞は飛ばすわ、さんざんな演奏になってしまった。挽回しなくちゃ。こうなったらクリスマス気分に浸っていただこうと、桑田さんとユーミンが共作した伝説のナンバー「Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 」を、予定を変更してぶちかました。これはまずまずで、ラストはオリジナルで50代の悲哀を綴った「やっとの一歩を踏み出せ」にした。
伝説のナンバーとした「Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 」は、すべてのクリスマスソングの中で僕のベストワンだ。サブタイトルにもなっている「クリスマスだから」に続く「言うわけじゃないけど 何か大切な事ができるような」に胸がキュンキュンする。さすがユーミン。そしてサビの締めが「今年の想い出にすべて君がいる」ときたもんだ、キャッ!! これに桑田さんのメロディがシンプルながら実にしっとりと絡む。そう、クリスマスソングはシンプルで馴染みやすいメロディがいい。きっとこの曲は知らない人も多いだろうが、一発で入ってくるはずだ。さすが桑田さん。
今年の「秘密基地」もあと2回を残すのみで、最終のパーティ形式での開催は予約制ですでにいっぱいだから、フラッと来られるチャンスは19日がラストだ。この日も「Kissin’ Christmas (クリスマスだからじゃない) 」は披露する予定だから、ぜひ聴きにきてちょうだい!! 令和4年を「秘密基地」なしで終えてはならない。
浅草秘密基地の皆さん
福岡秘密基地の皆さん
編集長
ばんざーーーい
ありがとう~
藤沢秘密基地のやっさん