昭和40年生まれの美術家・パルコキノシタが東京・新宿の新宿眼科画廊で個展『幽霊でもいいから』を開催する。
同展のコンセプトには、昨年日本を襲った東日本大震災があるのだそう。『幽霊でもいいから』の個展タイトルには「突然命を奪われた人々の魂だけでももう一度戻って来てほしい」という願いがこめられており、パルコは「失った人が本当に大切な人だったら、たとえそれがどんな形であろうと、たとえ幽霊であっても会いたいはず、と思った」と話しているのだとか。
個展では、我々が震災で失った命や物に対しての言葉に言い表すことのできない感情を表現した15点が展示される。そのうちの多くが廃パネルを利用しているとのこと。8日(金)の14時頃にライブペインティングを、19時からは美術ジャーナリストの新川貴詩氏を招きトークイベント『日グラチルドレン』が開催される。入場は無料。興味のある人はぜひ足を運んでみてほしい。
■パルコキノシタ個展「幽霊でもいいから」
・日時:6月8日(金)〜20日(水)12時〜20時(最終日〜17:00)
・場所:新宿眼科画廊(東京都新宿区新宿5-18-11)
【profile】パルコキノシタ
徳島県生まれ。小中高の教職員を経てイラストレーターに転向。その後、月刊漫画誌『ガロ』で漫画家デビューをはたす。世界各地のアート展で絵を描いたり、ゲリラパフォーマンスを行なうなど注目を集める現代美術家。
■パルコキノシタ(@paruchin)on Twitter
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