“いぇーい、君を好きでよかった”と、昨日から頭の中でジングル状態だったのは、この写真でご理解いただけるだろう。今日はウルフルケイスケさんに、コメントをもらいにいってきた。ご存知ウルフルズのギタリストとして活躍中だったところ、2009年に突如活動休止を発表した。新聞全面でフリーコンサートの告知があって、申し込んだのが昨日のことのように思える(手に入らなかったが)。その翌年の夏号(vol.3)に『昭和40年男』に登場してもらった。スケジュールがあわずに僕は立ち会えず、その号の発売後に会おうと約束を取り付けたが諸々あって流れてしまい、時の経つのは早いもので2年を隔てて今日やっと会えることになった。前回のインタビューで印象的だったのは、同世代へのメッセージとして「これから40代後半になるし、50代になって、“この先どうなんのかなぁー?”って不安もあります。でもそれもみんな一緒! だからあんまり人のことを羨望したり、反対に見下したりしないで“みんな一緒にがんばりましょう!”と言いたいですよね。それどどうせやったら、暗いより明るい方がいい」とのコメントだった。
いつも見る笑顔で部屋に入ってくると、タメ年シンパシー全開で握手を交わした。今日話を聞いたのは、次号の特集テーマのラジオについてで、どんな楽しみ方だったかとのことを、西と東の微妙な差を含めて聴き込んだ。メジャーどころの話を中心に面白い話を聞けて、共通する部分はたくさんあった。だが東の人間にはわからない注目すべき番組があることを知った。『ぬかるみの世界』との番組である。彼いわく、クラスでは少数ながらつかまったものはヘビージャンキーになるとの情報を得た。その番組名からして相当ヤバそうだ。これはぜひ取り上げなければと、社に戻ってさっきから調査を進めている。それともうひとつ話題になったのは、スジャータのラジオCMの話で、お馴染みの曲が流れた後「スジャータが○時をお知らせします」で締めるというヤツだ。僕もハッキリと覚えているのだが、なんの番組提供で流していたかが、2人とも記憶が曖昧で結論を出せなかった。今夜の『浅草秘密基地』で検証してみることにしよう。
約1時間の対談はあっという間に過ぎた。さわやかな笑顔と2年前の言葉どおりの明るさに引っ張られるように、なんともハッピーな気分になった僕だ。音楽を通じて聴き手に楽しんでもらうように努力している日々が、人間力となっているのだろう。コメントどおり「みんな一緒にがんばりましょう!」との清々しい気分を引っさげて、今夜も浅草に行くぜっ。