本日友引。たくさんの友を引っ張ってこいとの願いを込めて、かわいい妹の表紙を発表する。今年最後となる『昭和45年女・1970年女』(vol.10) の表紙はこれじゃーっ!!
うんうん、これはいいのではないか。セーラーズが大ブームとなり、数々の伝説を生み続けていた頃の僕はドロドロとしたロックに生きていたから、このブランドとの接点はなかった。が、今こうして表紙に起用することになろうとは人生ララである。そしてありがたいことに、創業者であり現在も社長として走り続ける三浦静加さんにお会いできたのである。
原稿の最終チェックにわざわざ来社してくださった。デザインや色使いなどを うちのデザイナーや編集を交えて議論している。以前、『昭和40年男』でもお世話になっているからご挨拶したいと、帰り際に声をかけてくれと担当編集に言ってあった。が、13時から始まった作業はいっこうに終わる気配を見せない。三浦さんのモノづくりに取り組む執念を、強く感じさせてもらった。ちょうどひと回り上の巳年女子である。巳年の男はしつこいと僕は名乗っているが、三浦さんの粘りは僕以上かもしれない。見習わなければ。
やばい、そろそろ打ち合わせに出かける時間が迫ってきた。作業開始から約3時間が過ぎていた。だが、あの真剣な作業を止めてまで挨拶というのはわがままでしかなく、半ば諦めかけた時にやっと笑顔で作業が終了した。よっしゃーと名刺を持ち、小走りで彼女に近づいていき深々と頭を下げて感謝を伝えた。パワーが滲み出ているような方である。僕も大概パワーを売りにしているが、これまた上回っているかもしれない。その上でふくよかなあたたかさが、一瞬でガツンと受け止められるくらい放出されている。パワーとぬくもりをこれほどまで高いところで備えている女性を、僕は人生レベルで知らないと思った。このことに深く感謝したほどだ。
ひととおりの挨拶を済ませると、カバンから著書の『叶うなら娘より一秒長く生きたい!!』と筆を取り出して、サインを入れてくれた。宝物だ。少しだけ読み始めたが、おそらく大量の木綿のハンカチーフがなくては進まないだろうから、会社では開かないことにして自宅に持ち帰った。
こんな背景が売り上げに直結することはないが、気分は大変よろしい。そして彼女のインタビューは、男も必見である。発売は30日大安で、今年ラストの勝負はゲンもいいぜ。いやいや、ゲンよりも実力で勝負だ。って、いつもゲン担ぎばかりしているおっさんがな〜に言ってんだか。
ヨチヨチ歩きだった妹も、ついに10号の区切りを迎える。なんだかいい流れを感じている今日で、月末がヒジョーに楽しみである!! 何かが起きそうな、そんな気分〜!!