千葉県松戸市でパン店『Backstube Zopf』を営む、昭和40年生まれのパン職人・伊原靖友が、7月10日に北海道で東日本大震災復興支援チャリティ製パン講習会で講師を務める。
伊原が営むパン店『Backstube Zopf』は、わずか8坪ほどの店内に常時数百種類以上のパンが並び、1日6,000個も売れるという人気パン店だ。土日ともなると、時にガードマンも出動する店は地元千葉に限らず全国から客が訪れる。
その伊原が講師を務めるチャリティ製パン講習会は、初回は昨年8月末に開催された。発起人は山﨑豊シェフで、大震災の晩、東京駅で一夜を明かしながら自分にできることは何かと考え、メーカーや知り合いのシェフに声をかけ、多くの賛同者を集めこのチャリティ講習会を計画したのだそう。
講習会では、数々のコンテストでの入賞実績などを持つ職人4名による製パン・製菓のデモンストレーションや、参加者との質疑応答などが行なわれ、受講料8,000円のうち6,000円は日本赤十字を通じ、代表者4名のシェフの名前で被災地へ寄付されるのだそう。この講習会はセミプロ・プロ向けのものとなるのだが、こうして震災のことを忘れず胸に留め、日常のなかで自分たちにできることをやり続けるという姿勢は何かの参考になるのではないだろうか。
『東日本大震災復興支援チャリティ製パン講習会』
参加には事前申込みが必要。先着順。詳しくはこちらから。
【profile】伊原靖友(いはらやすとも)
1983年にパン職人になることを決意し、神奈川県平塚にある『シェーンブルン』で修行を始める。86年に実家に戻り、父が開いたパン店を継ぎ、2000年に『Backstube Zopf』にリニューアルオープン。03年に2階にカフェをオープンし、職人に向けたパン教室やセミナーも広く開催している。
■パン店『Backstube Zopf』
■公式ブログ『ZOPFblog』
■伊原靖友(@iharaya)on Twitter
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