ジョン・レノンの魂 〜大編集後記。

まだまだ最新号 (vol.76) の紹介の手は緩めない。しつこいしつこい 大編集後記は販売促進の意味だけでなく、ご購入くださった皆さんがシンパシーを感じていただけたらなあという つぶやきでもある。昭和の一年を切り取ってお届けしている、第2特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』は、昭和55年で作り込んだ。

 

昨日つぶやいた「こころのベストテン」で5位にランクインしている信じ難い事件は、1位だとおっしゃる方が多いかもしれない。それくらいのショックだった。が、当時のにはジョンの偉大さがまだピンときておらず、このページのライティングを担当した副編竹部の悲しみとは違っていた。後になって知れば知るほど、その悲しみが増幅されていったバカものだ。

 

ページは竹部の心を挟み込みながら、コンプリート・ビートルズ・ファンクラブを立ち上げたという、松本常男さんの言葉で綴られる。ジョンが倒れた日からの時間経過と現象が見事に切り取られていて、竹部入魂の手前味噌ながら見事なページだ。

 

読者の集い「浅草秘密基地」で、参加者たちは僕の弾き語りを聴くことを強要される。オリジナルとカバーでお送りしていて、ジョンの曲を歌うことが多い。この時期だと「ハッピー・クリスマス」と「イマジン」になるのだが、平和への願いをこめたジョンの魂には到底及ばないかもしれないが、いつも精一杯の祈りをこめて歌う。そして思う。昨今、ジョンの魂の必要性が上がってきていると。これを本人は全く望んでいないはずで、むしろこれらの曲が忘れ去られるような社会を天国で望んでいるはずだ。あの日から42年が経った。悲しい悲しい2022年がやがて暮れてゆく。
 

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