『西岸良平 画業50周年記念展』東京ソラマチで開催!『三丁目の夕日』などの原画初公開に “夕日町商店街” で昭和グッズも… 11/27まで!!

おはこんばんちはです!
世代を超えての昭和懐かし系なネタ… ということで、「S40ニュース!」「S50ニュース!」ひっくるめての “昭和トリオニュース!” としてお送りします。

1972年のデビュー以来、『三丁目の夕日』や『鎌倉ものがたり』をはじめ、数々の名作を生み出し続けてきた 西岸良平先生。

その画業50周年を記念した初の大規模展覧会『三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~』が、東京スカイツリータウン・ソラマチ 5Fの「スペース 634」で、今週末の 11月27日 (日) まで開催されています。
 

 
西岸先生といえば、デフォルメの効いた顔の特徴的なキャラクターたちに、素朴な絵柄で描かれるノスタルジックな世界観。一般的にはやはり昭和30年代的なイメージが強いかと思いますが、一方でSFミステリーマンガの名手としても名高く、作画スタイルは確立されつつも、実は多彩なモチーフの作品を手がけていたりします。

余談ですが以前、『昭和50年男』で「直角が行く。」連載中の渋谷直角氏に ’90年代を舞台にしたマンガ『世界の夜は僕のもの』について取材した際も、西岸先生を意識したという発言があり、その時はちょっと意外だったのですが、幅広い影響力を感じさせてくれました。
 
 
今回の展覧会では、まさにタイトルどおりに、ゴジラ最新作を手がけることで話題の山崎 貴 監督によって映画化もされた『三丁目の夕日』と『鎌倉ものがたり』の2作を中心として、SFミステリーも含む短編作品の原画も多数展示。カラー原画や、貴重なネームと原画の比較展示などもあり、マンガファンには実に興味深いところでしょう。

さらに、西岸先生の愛用品や、マンガに登場する昭和の家電・玩具なども展示。昭和の夕暮れ時を思い出させる「ライスカレーの匂い」を楽しめるコーナー (!?) や、『鎌倉ものがたり』にちなんだ江ノ電の鉄道模型やジオラマ展示、作中のキャラクター・猫王と一緒に写真が撮れるフォトスポットなど、バラエティに富んだ内容で、西岸先生の世界を立体的に体感して楽しむことができます。
 
 
そして、これまたお楽しみの物販コーナーでは、西岸先生の直筆サイン入り複製原画や、各種オリジナルグッズが販売される他、レトロ雑貨や昭和にまつわる様々な商品を取り扱う店舗が出店する「夕日町商店街」も併設。

『昭和40年男』はじめ「昭和トリオ」本誌にも度々協力してくれている、松崎順一氏主催の「DESIGN UNDERGROUND」によるビンテージラジカセや、お馴染み浅草マルベル堂による昭和スターの「プロマイド」も販売されており、様々な形で昭和ムードを満喫することができる一大イベントとなっています。

以下では、開催前の内覧会の写真をまじえた各コーナーの見どころを、ニュースリリースから編集してご紹介。興味を持たれた方、西岸先生の昭和世界を体感してみたい!と思った方は、この機会にゼヒ足を運んでみてくださいね~。
  

【会場の様子】

■エントランス
 
■西岸先生の部屋

展示は、西岸良平先生の紹介から始まります。
壁には50周年を迎えファンの皆様へ向けた西岸先生からのメッセージが皆様をお出迎えします。
ガラスショーケースには先生が所蔵する鉄道模型や蓄音器、懐中時計やステレオカメラなど、物語にインスピレーションを与えた品々が展示されています。
 

■三丁目の夕日 原画ギャラリー

夕焼けを思わせるオレンジ色の壁と、影で描かれた街並みがノスタルジックな「三丁目の夕日 夕焼けの詩」コーナー。まず目に飛び込んでくるのは、物語に出てくる架空の街「夕日町三丁目」の巨大イラスト。
古き良き、作品世界を思い出させてくれます。

続いて、本作の創作のプロセスに迫る「比較展示」コーナーが登場。
ネーム (著者直筆) 、原画、雑誌・単行本掲載と、マンガが出来上がっていく過程を楽しむことができます。
貴重なカバーイラストの複製原画展示も見逃せません。
 

■三丁目の夕日ワールド ~夕日町三丁目~

ここでは、昭和の夕暮れどきを連想させる「ライスカレー」の匂いを巨大イラストとともに楽しめるコーナーも。
ぜひボタンをポチッと押して、鼻を近づけてみてください。
また、鈴木トモエが家の前でサンマを焼くイラストにも仕掛けが。
横の覗き穴を見てみると…?

さらに、昭和の玩具や家電が展示されています。
登場人物たちが作中でどのように使用していたか、原稿とあわせてご覧ください。
当時の街頭テレビを想起させるコーナーで、夕日町三丁目の人々と一緒に映像を眺めてみてはいかがでしょうか。
他にも、懐かしのダイハツ・ミゼットに乗った鈴木則文と一平と一緒に写真が撮れるフォトスポットも用意されています。
 

■鎌倉ものがたり 原画ギャラリー

暗い青色の壁に、海から顔を覗かせる妖怪の姿が描かれています。
ここからは『鎌倉ものがたり』の展示が始まります。
こちらのコーナーでも、鎌倉ものがたりの比較展示やカバーイラストの複製原画展示を楽しむことができます。
一色先生と亜紀子の仲むつまじい様子や、ひょうきんな妖怪たちの姿に思わず頬がゆるみます。
 

■鎌倉探訪

こちらでは、作品の舞台となった鎌倉の「江ノ電」の鉄道模型やジオラマ模型が並んでおり、鉄道ファンも楽しめる展示コーナーとなっています。
西岸先生が紫綬褒章を受章した際の「鎌倉ものがたり号」のパネルにもご注目ください。
また、一色先生と亜紀子の横に並んだり、鎌倉の猫の総大将「猫王」の隣に座って記念写真が撮れるフォトスポットも用意されています。
 

■SFミステリー 原画ギャラリー

さらに、西岸先生がこれまで発表してきた、心温まるノスタルジックな作品の数々が見られるギャラリーも。
特に、単行本未収録の幻の読み切り作品『ラドン』の原画を一話分まるごと展示したコーナーは必見です。
他にも『ヒッパルコスの海』『地球最後の日』『たんぽぽさんの詩』など、様々な名作の原画や、タペストリーの展示を楽しめます。
 

■実写映画コーナー

展示のラストは、大好評を博した実写映画『ALWAYS 三丁目の夕日』と『DESTINY 鎌倉ものがたり』のコーナーです。
胸を熱くさせる予告映像集を見られる他、映画ポスター、映画グッズなどが展示されています。
また、両作品の映画監督を務めた 山崎 貴 監督が、本展示会に寄せた直筆サイン入りコメントも読むことができます。
 

■夕日町商店街 (物販コーナー)

「夕日町商店街」と題した物販コーナーでは、『三丁目の夕日』と『鎌倉ものがたり』の単行本や、ポストカード、マグカップ、クリアファイルなどオリジナルグッズの他、今流行りの「昭和レトロ」グッズの数々が販売されています。昭和ビンテージのファッションアイテムや、昭和の大スターたちのプロマイドや木製パネル、ビンテージラジカセなど、昭和レトロマニアにもたまらない物販コーナーとなっています。

さらに、西岸先生の直筆サイン入り複製原画も販売。ここでしか購入できない貴重な原画なので、お見逃しなく。
 

夕日町商店街 出店店舗
 ※一部店舗は、期間限定の出店です。

・昭和レトロ雑貨「小熊山雑貨店」

・昭和ビンテージ洋品店「スミックス」「すみれ」

・ビンテージラジカセ「DESIGN UNDERGROUND」

・プロマイド写真「浅草マルベル堂」
 ※27日 (日) のみ出張プロマイド撮影実施

・ホーロー風ミニプレート制作「D-CAN 金澤」
 ※11月19日 (土)・20日 (日) のみ出店

 
入場時間、チケット料金などの開催概要は以下のリリースをご覧ください。ちなみに、来年の3月には京都での巡回展開催も予定されているそうなので、関西の方はそちらをお楽しみに!

(「昭和シリーズ」 “Web担当A” )
 
 
[以下、西岸良平 画業50周年記念展 実行委員会  ニュースリリース より ※11/18付]

<西岸良平 画業50周年記念展
 三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~>
 https://saiganryohei-50th.com

<チケット販売ページ>
 https://l-tike.com/saiganryohei-50th/
 

【開催概要】

催事名 : 西岸良平 画業50周年記念展 
      三丁目の夕日と鎌倉ものがたり ~昭和レトロとSFミステリー~
会期  : 2022年 11月18日(金)~ 11月27日(日)
会場  : 東京ソラマチ®  5階 スペース 634
住所  : 東京都 墨田区 押上1-1-2 
      東京スカイツリータウン・ソラマチ 5階「スペース 634」
入場時間: 10:00 ~ 20:00(最終入場は閉場の30分前まで)
      ※最終日は 18時 閉場
入場料金: 前売券 大人 1,300円 子供(小中高生)700円
      当日券 大人 1,500円 子供(小中高生)900円

・公式サイト : https://saiganryohei-50th.com
・公式Twitter: @saiganryohei_50https://twitter.com/saiganryohei_50

・お問い合わせ先:
 西岸良平 画業50周年記念展 事務局
 TEL: 03-6260-4818(平日 10:00 – 17:00) ※会期中のみ土日祝も対応

・主催: 西岸良平 画業50周年記念展 実行委員会
・協力: 小学館 / 双葉社

 
【物販情報】

西岸良平 画業50周年記念展オリジナルグッズ、直筆サイン入り複製原画、書籍ほかレトロ雑貨をはじめとした懐かしい商品を取りそろえた出展店舗が集う「夕日町商店街」を併設。

※物販スペースはどなたでもご覧いただけます。
 

■プロフィール

西岸良平
1972年、立教大学在学中、「夢野平四郎の青春」で第8回ビッグコミック賞佳作第一席に入選。9月、同作品で本格的に漫画家デビューを果たす。その後「三丁目の夕日」を発表。1984年 2月「鎌倉ものがたり」を Weekly 漫画アクション(小社刊)にて開始。同作品で 2009年、第38回 日本漫画家協会賞・大賞を受賞。2010年 春の叙勲で紫綬褒章を受章。2022年 9月、画業50周年。郷愁的な時代の風俗だけではなく、人間の普遍的な生き方や生活をテーマとして多くの読者の共感を得る。ほのぼのとしたメルヘンチックな世界は他の追随を許さない。
 

©西岸良平/小学館 ©西岸良平/双葉社
 


 
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