昭和40年生まれのミュージシャン・知久寿焼が忌野清志郎の名曲をウクレレでカバーするコンピレーションアルバム『ウクレレ・キヨシロー』に参加する。
知久寿焼(ちく としあき)は、流しの歌手だった叔父の影響を受け、高校在学中にギターの弾き語りを始めた。そして当時のアングラ音楽少年のたまり場であった東京・北千住にあるライブハウス『甚六屋』で石川浩司(写真左の通称「たまのランニング」)と出会い、1984年にバンド『たま』を結成した。
シュールな歌詞にアコースティックなサウンドを合わせた個性的な音楽。「♪今日人類がはじめて〜木星についたよ〜」の『さよなら人類』は聞き覚えのある人も多いことだろう。知久はそのたまで、ギター、マンドリン、ウクレレを担当し、キノコのような髪型にちゃんちゃんこ(冬季はどてら)・下駄履き・ギターを紐で肩から下げるというスタイルで演奏し、異彩を放っていた。そして長い活動を経て、2003年にバンドを解散してからはソロやさまざまなミュージシャンと共演するなどし、全国各地で音楽活動を続けている。
その知久が参加したアルバム『ウクレレ・キヨシロー』は、仲井戸”CHABO”麗市とバンバンバザールによるスペシャルユニットをはじめ、春日“ハチ”博文、6月号でインタビューした山川のりを(昭和40年男!)など、清志郎と縁の深いアーティストや栗コーダーカルテット、飯塚昌明(GRANRODEO)、田村玄一(LITTLE TEMPO)、川口義之(栗コーダーカルテット、渋さ知らズ)、夏秋文尚(ムーンライダスのサポート・ミュージシャンなど)によるウクレレカフェカルテットなど、7組が12曲をカバーしている。知久は6曲目『ぼくの好きな先生』と7曲目『ヒッピーに捧ぐ』に“知久寿焼とロケット・マツ”名義で登場する。発売が楽しみだ。
■知久が参加するバンド『パスカルズ』公式サイト
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今さっき金冠日食を観た後でたまの記事を読むと、全然関係無いはずだがタイムリーな感じが何となくする。