【S40News!】180度チルトする液晶モニター搭載『NEX-F3』。

ソニーは、180度チルト可動式液晶モニター搭載の自分撮りできるミラーレス一眼カメラ『NEX-F3』を6月15日より発売する。

昨年6月に発売された『NEX-C3』の後継に当たるモデルで、レンズ交換式のミラーレス一眼だ。本体質量約255gの小型軽量ボディに、大型イメージセンサーと画像処理エンジン「BIONZ」(ビオンズ)を搭載し、高画質で美しいぼけ味や、きめ細やかな階調、低ノイズのクリアな静止画・動画撮影を実現している本モデル。NEXシリーズにおけるエントリーモデルに相当する。

撮像素子はAPS-Cサイズの有効1,610万画素のCMOSセンサーが採用され、最高感度は従来のISO12800からISO16000に引き上げられている。また、センサーの省電力化によって、静止画撮影可能枚数で約470枚(『NEX-C3』は約400枚)と、約18%の向上が図られており、外出先でもより長時間の撮影が可能となっている。


そして、トピックスとして180度チルト可動式液晶モニターにより、風景をバックに自分自身を手持ちで撮影できる新機能が搭載されているのが話題だ。携帯やコンデジでの自分撮りは今や当たり前の撮影方法だが、これをレンズ交換式のカメラで実現したのがこの機能である。通常の一眼レフは、その重量や用途から片手を伸ばして支えることはほぼ不可能であり、本モデルはコンデジとほぼ変わらない重量だからこそできる芸当。これによってさらに気軽に撮影を楽しめるという点で新鮮な機能といえる。

また、ミラーレス一眼では非搭載モデルも多い内蔵フラッシュを搭載しており、夜景をバックにした人物撮影など、撮影の幅が広がる。さらに印象的な構図に自動で仕上げる「オートポートレートフレーミング」機能や、解像感を保持しながらズームが可能な「“全画素超解像”ズーム」など新たな撮影機能が搭載されている。映像表現の幅を広げることができる一台といえるだろう。

価格は『E 18-55mm F3.5-5.6 OSS』が付属するズームレンズキット『NEX-F3K』が6万5,000円前後、これに『E 55-210mm F4.5-6.3 OSS』を加えたダブルズームレンズキットが9万円前後の見込み。カラーは黒、銀、ピンクの3色だ。


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