ホンダは、歩行のような全方位への自由自在な動きと、両足の間に収まるコンパクトなサイズを両立した新たなパーソナルモビリティ『UNI-CUB』を発表した。
2009年に同社が公開し、一輪車のような外観を持つ斬新なアイデアが話題を呼んだパーソナルモビリティ『U3-X』をベースに開発が進められたという本モデル。独自のバランス制御技術と全方位駆動車輪機構により、行きたい方向に身体を傾けて体重移動するだけで速度や方向の調整ができ、前後移動に加えて真横や斜めなどさまざまな方向に動き、曲がり、止まることを可能とし、周囲の人の動きに対しても機敏に対応することができるという。
『U3-X』で使われていたHOTDRIVEと呼ばれた前後左右に自在に移動できる駆動輪に加え、後輪に旋回を目的とした横方向に駆動するオムニホイールを配置しているのが特徴。この車輪レイアウトにより、前後移動に加えて、曲がることやその場での旋回といった機敏な動きを実現している。