発売日が2日後に迫った。かわいい分身たちは、今ごろ書店さんの倉庫でスヤスヤと眠っていることだろう。勝負までじっくりと休んでおくんだよっ。
ここのところしつこく大編集後記をお送りしているのは、たくさん売れてほしいとの気持ちのあらわれであり、ご勘弁願いたい。昨日までは巻頭特集の『ライバル』にまつわる紆余曲折を報告してきた。今日は連載特集の『夢、あふれていた俺たちの時代』の予告をさせていただこう。この特集はある年を特定してまず主な出来事を見開きで並べ、博物館と称するモノと音楽ページを綴り、続けてあの日を再検証として想い出深い出来事を、取材や資料を通じての3部構成にしている。今回は再検証ページを大ボリュームでつくった。
まず1発目はアントニオ猪木とモハメド・アリの世紀の一線を最も間近で見つめた1人である、ケン田島氏に証言していただいた。氏は2人の間に立ち同時通訳を務めた方で、実に興味深い話が聞けた。続いては『見ごろ!食べごろ! 笑いごろ!!』の現場の熱を、コント作家の田村サンにうかがった。電線マンやキャンディーズの現場話など、これまたたまらない内容だ。Nゲージの開発秘話や、ビューティ・ペアのマキさんのインタビューだったりと、時代検証を丁寧に綴っている。
チョクチョクメッセージしていることだが『昭和40年男』は過去を懐かしんでもらう本では断じてない。もちろんそれも楽しみ方の一つであることは違いないが、こうして証言を丁寧にうかがいページを構成しているのは、当時の面白いものや凄まじいまでの勢いの裏にあったものを今の時代のヒントにしてもらいたい。元気を吸い込んで世の中に今一度送り込んでもらいたいとの気持ちでつくっている。とくに今回の検証ページは過去最多となるのページ数を割いた力作だから、元気モリモリ間違いなしだ。
第2号から続くこの連載特集は、毎回主な出来事でつくった見開きページで始めるのだが、今回はある写真を発見してトビラページをつくった。1ページほぼ全面にドーンとこの年を象徴する方に登場願ったのである。さて、ここで問題です。誰にこの大役を任せたでしょうか? ヒントは白だ。ここだけは懐かしさに浸ってもらうページになってしまったが、トビラページとしてはいいものができたと思う。この問題の答えは、明後日の書店店頭でご確認ください。
答えがすぐ分かってしまいました。
発売前なので、
白い○○『○○○○!』ですよね。
私が初めて、自分の意思で観た『○○○○○○』です。
『○○○○!』の使った音楽のレコードが今でも実家に残ってるはずです。
私だけでなく家中熱狂しました。
「おふくろ『○○○○!』のレコードは残ってる?」と尋ねたなら、もし母親が生きていれば
「ダー」と答えるでしょ。。。
『スター千一夜』で「ダー」を覚えて、先生に当てられた時も「ダー」を連発してました。
今でも覚えてます『1.00』・・・『1.00』という表示が、当時の衝撃を物語ってますよね。
それにしても、同じ40年男だからあたりまえなのでしょうが、編集長様のチョイスは、私のツボを刺激します。
追伸、まさか、ビューティーペアが、今回号で組まれてるとは、つゆ知らず『ビューティーペア』のビューティーは腑に落ちない等と先日述べた事を、『駆け巡る青春』の至りとして反省しております。
遅れての返信で失礼します。おっ、鋭いですなあ。さすがいつも鋭い観察をなさってくれる方だけありますね。さらに○○で秘密にしてくれてありがとうございます。
猪木vsアリ戦も忘れ難いけど。
昭和40年男だったら、
「タイガーマスクvsダイナマイトキッド」
ですよね〜。
佐山タイガーの衝撃は、スカイハイ「ミルマスカラス」か、
ドラゴンロケット藤波辰巳を見た時と一緒ですからね
遅れての返信で失礼します。なるほど。やはりプロレスネタは一度挑まなければならない大きな山ですな。
大意で言えば、雑誌もバイクも同じ製造業。
己れの分身…物凄く共感です。
やっぱり、血を分けた身内は無しでは生きて行けないですよね。
遅れての返信で失礼します。ありがとうございます。血分けた身内とはまたいいコピーをくださいましたね。まさにその通りですよ。