オリンパスは、防水、耐衝撃、耐低温といったタフネス性能を持つコンパクトデジタルカメラのフラッグシップモデルとして、『OLYMPUS Tough TG-1』を新たに6月より発売する。価格はオープンで、実勢価格は5万円前後の見込み。
Toughシリーズは、「防水・防塵」「耐衝撃」「耐低温」の3つのタフ性能を備え、水中や雪山といったハードな使用環境でも安心して撮影できるのが特徴だ。本機はシリーズ最高のタフ性能に高画質・ハイスピード性能を加えたハイエンドモデルとなる。
写真や動画の画質を決めるのは、主にイメージセンサー、画像処理エンジン、そしてレンズという3つの要素となる。本機はイメージセンサーに裏面照射型CMOSセンサーを、画像処理エンジンには一眼レフ用エンジンを搭載したことで高速、高感度、低ノイズを実現しており、さらにレンズにはF2.0という今までにない明るいレンズを搭載して高画質を追求している。レンズの明るさはより速いシャッター速度での撮影につながるので、手ぶれや被写体ブレを抑えることが可能で、さらに夕景や悪天候で光量が足らないシーンでも、ISO感度を低く抑えられるため、ノイズが少ない、美しい写真を撮ることができる。
また、電源をONにしてから、撮影ができるまでの起動時間、ピント合わせに必要な時間、連写性能の3つのスピードも飛躍的に向上。さらに位置情報をGPSで高速に取得できるという特徴も持っており、あらゆる点でハイスピード性能を追求している。
レンズは光学4倍ズームとなっており、35mm換算で25~100mmの画角を持つ。別売りで2種類のコンバージョンレンズも用意されており、魚眼レンズのような画角となるフィッシュアイ・コンバーター、170mm相当の画角となるテレ・コンバーターを使えば、多彩な撮影が可能となる。もちろん、どちらのコンバーターも防水、アウトドアでのシステムカメラとしての要求を満たしている。
タフネス性能に、画質とスピード性能が加わった本モデル。アウトドアでも安心してより美しい写真を求める方には最適の一台といえるかもしれない。