トヨタの米国における販売会社である米国トヨタ自動車販売は、米国ロサンゼルスで開催された第26回国際電気自動車シンポジウムにて、テスラモーターズと共同開発した電気自動車『RAV4EV』を発表した。
これはトヨタの『RAV4』のボディをベースにテスラのEVシステムを搭載し、実走行環境で約160kmの走行可能距離を達成したモデル。本年の夏以降にカリフォルニア州にて発売予定で、3年間で約2,600台を販売する計画だという。希望小売価格は49,800ドルとのこと。
両社は2010年5月、電気自動車とその部品の開発、生産システム、及び生産技術に関する業務提携を結んで共同で車両開発にあたっており、2010年11月のロサンゼルス・オートショーには試作車も出展していた。提携発表から2年で、共同開発車両の市販にこぎつけたことになる。
同車は、カナダのオンタリオ州ウッドストックのトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・カナダにて生産される予定とのこと。年内にはiQをベースとしたEVを日米欧で発売するという計画もあり、自動車のEV化がますます加速しそうだ。